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トレブリンカ-絶滅収容所の反乱-
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◆トレブリンカ-絶滅収容所の反乱- ジャン=フランソワ・ステーネル著/永戸多喜雄訳 河出書房刊(1967)
ユダヤ人収容所と言えば、番号を入れ墨するというイメージがあるかもしれないが、それは囚人(労働力)として生かしておくという事であり、そんな番号さえなく、ワルシャワ・ゲットーから到着次第、老若男女の区別なく即、排気ガス室で殺害した正真正銘の絶滅収容所がこのトレブリンカである。
広範囲のインタビューに基づいて小説形式で書かれた当書だが、バルバロッサ作戦の暗部たるSD特別行動隊によるバルト三国でのユダヤ人狩りから始まって、ガス殺に至るドイツ人ユダヤ人双方の心情的経過、トレブリンカでの様々な人間模様、証拠陰滅のため収容所の撤去破壊が近いと知った囚人による最後の反乱(4輪装甲車を奪い監視兵舎を掃射するラストは喝采ものである)を描く。ホロコースト本は数あれど、私は本書こそベスト1だと断言する。
2003/11/26
◆トレブリンカ-絶滅収容所の反乱- ジャン=フランソワ・ステーネル著/永戸多喜雄訳 河出書房刊(1967)
ユダヤ人収容所と言えば、番号を入れ墨するというイメージがあるかもしれないが、それは囚人(労働力)として生かしておくという事であり、そんな番号さえなく、ワルシャワ・ゲットーから到着次第、老若男女の区別なく即、排気ガス室で殺害した正真正銘の絶滅収容所がこのトレブリンカである。
広範囲のインタビューに基づいて小説形式で書かれた当書だが、バルバロッサ作戦の暗部たるSD特別行動隊によるバルト三国でのユダヤ人狩りから始まって、ガス殺に至るドイツ人ユダヤ人双方の心情的経過、トレブリンカでの様々な人間模様、証拠陰滅のため収容所の撤去破壊が近いと知った囚人による最後の反乱(4輪装甲車を奪い監視兵舎を掃射するラストは喝采ものである)を描く。ホロコースト本は数あれど、私は本書こそベスト1だと断言する。
2003/11/26