復刊投票コメント一覧
浴槽で発見された手記
全115件
カフカを強く連想させる内容で、ゴンブローヴィッチとの共通性を云々する人も多いようです。しかし私には、ディーノ・ブッツァーティの不条理性や安部公房の自己掘削作業に通じるものもあるような気がしました。私が読んだのは集英社版(『浴槽で発見された日記』深見弾訳)でしたが、サンリオ版でも集英社版でもいいです、まずは復刊して下さい。ともかく謎だらけの小説で、どこをどう面白がるかはその人の思索力・集中力によるのですが、それはレムによって仕組まれ、レムさえも無意識のうちに提出したように思えるいわば別のソラリスです。汲めども尽きせぬ深さを持つ重要作です。
2002/10/19
カフカを強く連想させる内容で、ゴンブローヴィッチとの共通性を云々する人も多いようです。しかし私には、ディーノ・ブッツァーティの不条理性や安部公房の自己掘削作業に通じるものもあるような気がしました。私が読んだのは集英社版(『浴槽で発見された日記』深見弾訳)でしたが、サンリオ版でも集英社版でもいいです、まずは復刊して下さい。ともかく謎だらけの小説で、どこをどう面白がるかはその人の思索力・集中力によるのですが、それはレムによって仕組まれ、レムさえも無意識のうちに提出したように思えるいわば別のソラリスです。汲めども尽きせぬ深さを持つ重要作です。
2002/10/19
『浴槽で~』が発表された1961年には、『ソラリス』も書かれています。そうした意味でも、最も油の乗った時期に書かれた、重要作といえるでしょう。9・11以降、世界情勢が急激な変化をおこしている昨今、『浴槽で~』が今の日本で読み直されることには、大変おおきな意義があることでしょう。復刊を切に望みます。
2002/08/18