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signal0922さんの公開ページ レビュー一覧

レビュー

  • 石原理・単行本未収録作品集

    石原理

    5作品が単行本収録されました。

    『マサツグ君の生理的事情 Returns!(mellow mellow COMICS)』に、5作品収録されています。

    「JUMP OFF THE DEEP END」(「カリスマ」番外編)
    「犬を選ばば」
    「同門」
    「ごめんね」
    「中国雑技団」
    「老兵」

    それぞれ面白かったです。
    (カリスマ番外編も読みごたえあって、読めて良かったんですが、なぜこの単行本のド真ん中に収録されたのか不思議です。)(2012/01/15)

  • 大逃亡

    和田慎二

    沼先生の過去が分かる

    和田作品「スケバン刑事」のキャラ、沼重三先生が誕生した作品。
    スケバン刑事をこれから読もうという人、読んだけどこちらを見逃している人には、是非オススメします。エピソードもしっかり絡んできますから。
    財産争いに巻き込まれ、厳しい環境に翻弄される主人公の復活劇とラストに向かってのストーリー展開は、70年代漫画の中でも圧倒的な迫力で読ませます。
    「銀色の髪の亜里沙」が好きな方にもオススメ。(2012/01/12)

  • 愛と死の砂時計

    和田慎二

    『神恭一郎事件簿①』収録済

    メディアファイクトリーHPより転載
    「孤児院で育てられた雪室杳子は、自分の通う高校の教師、保本登との結婚式を翌日にひかえ幸せいっぱいだった。そのころ保本は、二人の結婚に反対している学園長から学校に呼び出されていた。しかし、学校についた保本はそこで学園長の死体を発見する。そこにタイミングよく警察が到着し、保本はその場で逮捕されてしまう。裁判は検察の主張がとおり、保本に死刑判決が下された。保本の無実を信じる杳子と裁判の性急さに疑問を抱いた探偵の神恭一郎は事件の真相の解明に乗り出す。」

    1974年の作品だけあって、絵柄はかなり2000年以降と違います。殺人・冤罪・推理と、重いテーマをスピード感溢れる展開で一気に読ませる初期和田慎二作品の名作の一つでした。
    メディアファクトリーより、表題作は2003年に復刊済なので、読みたい方はそちらをどうぞ。(2012/01/12)

  • DUMPS

    石原理

    単行本カバーより

    「人と機械が融合するほど遠い未来ではなく
    人が生涯の夢を掛け得るほど近くもない未来。
    不法投棄されたロボットを回収してジャンク屋に
    売り渡す集団「ダンプス」の蝉尾勝士が見つけたのは、
    エターナル社が賞金をかけている手配中のロボット
    プロトタイプ・ノルエイングだった。」

    世界観としては、「カプセルヨードチンキ」「東京ブギィウギィ」に近いです。ただ、この作品は電脳よりバイオ方面にウェイトが大きいですね。

    宙出版から「DUMPS 完全版 (mellow mellow COMICS)」として、2007年9月に再版されています。完全版との違いは巻頭2ページが2色カラー(初版)か単色(完全版)かくらいです。あとカバーの勝士の顔が、ほぼ別人です(笑)。(13年経ってますから)(2012/01/09)

  • マサツグ君の生理的事情

    石原理

    男6人大学夏物語

    たしか本人コメントで「元々こういうタイトルだった」とか読んだ覚えがあります。
    初期の石原作品のガチャガチャゴチャゴチャした感じが好きな方にオススメ。全体的にはギャグです。
    2008年1月に宙出版から「マサツグ君の生理的事情 Returns!」mellow mellow COMICSとして再版されています。
    (Returns!となってますが、本編も完全収録されていて、続編は数ページといったところです。)(2012/01/09)

  • 破異スクール斬鬼郎

    魔夜峰央

    妖怪始末人シリーズ番外編

    魔夜峰夫先生の「妖怪始末人トラウマ」シリーズの妖怪始末人ギルドが出てきます。トラウマ・貧乏神コンビは出てこないんですが、始末人シリーズが好きな人にはオススメ。また、パタリロの遠い子孫のお話や、魔夜作品「美少年的大狂言」の番外編的作品も収録されていて、魔夜作品のスピンオフシリーズといった感があります。
    大判コミックスですが、吹き出し・モノローグによる解説が多い魔夜作品なので、文庫ではなく、元の大判のまま復刊してほしいです。正直、文庫だと文字を追うのがしんどい。下手すりゃ小説より文字が小さくなってしまいます。(2012/01/09)

  • 解体 KAITAI

    石原理

    バイオテクノロジーと人間性。

    SFものですが、電脳ものじゃありません。近未来が舞台ですが、進んだバイオテクノロジーがもたらした社会の利益と弊害がコンセプトの一つ。そしてそこに翻弄される人間達の姿を描いたシリアス作品です。全体を通して石原作品ならではの痛烈な皮肉が効いてます。近未来ものとはいえ、「カプセルヨードチンキ」や「DUMPS」とは一線を画すシリアスっぷり。舞台も東京ではなく、ロンドンです。あえて言うなら、1994年の作品なので、いわゆる現在の石原先生の絵柄とは全然違います。「カプセル~」「DUMPS」の頃の絵柄もOKな石原信者の方には絶賛オススメします。(2012/01/08)

  • V.マドンナ

    魔夜峰央

    コミックスより

    地元の高校を力で制圧する悪のグループ、柳生軍団。希望ヶ原高校も他校と同様に、毎年多額の金を柳生に搾りとられ頭を痛めていた。東大進学率№1の高校から転校してきた広岡英は、何も知らずに柳生軍団との交渉役である生徒会長にさせられてしまうのだが……!!(2012/01/08)

  • 僕はひとりぐらしのきつねです

    岡本颯子

    「さみしいきつね」ではありません。

    主人公のきつねは、読書に天体観測にと、いろんな趣味を満喫した生活をおくる大人のきつね。お気に入りの丘に、春から秋にかけて実っていく葡萄を楽しみにしていたら・・・?
    「さみしいタイトルだなぁ」と思わないで下さい。ちゃーんとオチがつくんです(^^)。
    やわらかくて繊細なタッチといい、ストーリーといい、大人でも楽しめる内容です。特に前半のお家の描写は、ジブリ作品のようなファンタジー且つリアル感があって、思わず見とれます。(2012/01/08)

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