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修道士の首

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江戸川乱歩賞から

著者は『猿丸幻視行』で江戸川乱歩賞を受賞した、元々はミステリィ小説の書き手だが、近時は、『逆説の日本史シリーズ』など、小説以外での活躍が目立つ。本書は、著者の初期の歴史ミステリィであり、一種の歴史ミスティである乱歩賞受賞作とはひと味異なる味わいがある。織田信長には、本能寺の変など、歴史的にも謎が多い。その信長のまわりで起こる謎を信長自身が解き明かす。『逆説シリーズ』の原点ともいえるだろう。『逆説シリーズ』のファンも一度は読んでみたい。

2014/09/02