レビュー一覧
みぞれ
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もうひとつの夏草冬濤と北の海~金枝の視点
井上靖の自伝的青春小説3部作「しろばんば」「夏草冬濤」「北の海」のファンなら必読の書である。
洪作、藤尾、金枝、木部、餅田ら登場人物の少年たちが野放図に、そして傍若無人に青春を謳歌する姿に魅了された読者も多いはず。
「なにかなし、人を罵るそのことの、よかれあしかれ、われら若しも」
いずれの少年たちにも実在のモデルがいるのだが、本書の作者は何とその登場人物のひとりなのである。
その彼の視点から書かれた、別視線での(同時期も含めた)自伝的連作小説(青春物語)なのである。
当然、井上靖の小説の登場人物(藤江、木辺ら)とダブりもあるし、出来事も若干はだぶる。
「夏草冬濤」「北の海」のファンであれば、興味深く読める一冊と言えようし、本書を読むことで、井上靖や本著者の青春像がより立体的に感じられるに違いない。
2013/08/01
もうひとつの夏草冬濤と北の海~金枝の視点
井上靖の自伝的青春小説3部作「しろばんば」「夏草冬濤」「北の海」のファンなら必読の書である。
洪作、藤尾、金枝、木部、餅田ら登場人物の少年たちが野放図に、そして傍若無人に青春を謳歌する姿に魅了された読者も多いはず。
「なにかなし、人を罵るそのことの、よかれあしかれ、われら若しも」
いずれの少年たちにも実在のモデルがいるのだが、本書の作者は何とその登場人物のひとりなのである。
その彼の視点から書かれた、別視線での(同時期も含めた)自伝的連作小説(青春物語)なのである。
当然、井上靖の小説の登場人物(藤江、木辺ら)とダブりもあるし、出来事も若干はだぶる。
「夏草冬濤」「北の海」のファンであれば、興味深く読める一冊と言えようし、本書を読むことで、井上靖や本著者の青春像がより立体的に感じられるに違いない。
2013/08/01