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樹影譚

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無題

そもそも村上春樹さんが紹介されていた(著作の中で分析されていた)ので、その評を楽しむために読み始めました。
普段自分が気にもかけず過ごしていた些細なことの中に、ふと突然ひらめき何かを発見し、ある真理へと導かれることがあります。すごく昔の日常の風景がなぜか頭を離れなくて、あるとき、「!、あーそういうことだったのか!」と数学の難問を解いたみたいに長い時間を隔てて答えにたどり着く。この本を読んでから、そんな経験がよくあるように思います(この本のように大きな答えではないですが)。おそらく無意識的に探しているのでしょう。
僕たちの生活も小説や映画もそういうことがあるから突然に、ひそかに、どこに連れて行かれるかわからない。

2015/04/19