レビュー一覧
新訳 実存哲学
全1件
哲学とくに実存哲学は、現実を生きる我々を探求しているといえます。
ヤスパースの『実存哲学』は主著『哲学』や『真理について』の要約ともいえる内容で「包括者」や「哲学的信仰」といった独自の術語も登場します。しかしただ概念をこね回すのではなく、現実を生きる私たちを描く上で必要だったといえます。
さて本書の付録にはサルトルの「実存主義とは何か」への言及があります。サルトルは「実存は本質に先立つ」と人間は自由な存在、自らを作り上げることができると説きました。ヤスパースは超越者(神)のメッセージ(暗号)を解くことを説き対称的といえますし、サルトルについて批判的な見方をしています。
しかし我々自身、現実を生きる存在であることに変わりはありません。ヤスパースの問いは古くそして新しいといえるでしょう。
2022/07/02
哲学とくに実存哲学は、現実を生きる我々を探求しているといえます。
ヤスパースの『実存哲学』は主著『哲学』や『真理について』の要約ともいえる内容で「包括者」や「哲学的信仰」といった独自の術語も登場します。しかしただ概念をこね回すのではなく、現実を生きる私たちを描く上で必要だったといえます。
さて本書の付録にはサルトルの「実存主義とは何か」への言及があります。サルトルは「実存は本質に先立つ」と人間は自由な存在、自らを作り上げることができると説きました。ヤスパースは超越者(神)のメッセージ(暗号)を解くことを説き対称的といえますし、サルトルについて批判的な見方をしています。
しかし我々自身、現実を生きる存在であることに変わりはありません。ヤスパースの問いは古くそして新しいといえるでしょう。
2022/07/02