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「ヒューマニズム」について パリのジャン・ボーフレに宛てた書簡

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存在論的人間学の試み

ハイデッガーは『存在と時間』から存在論に裏打ちされた人間論の構築を目指していました。しかし彼自身、その仕事の大きさ・深さに圧倒され『存在と時間』は未完に終わりました。
しかしハイデッガーの思索は生涯止むことはなく、本書で新たな「ヒューマニズム」の構築を唱えています。それは存在論的人間学あるいは存在論的倫理学と読んでいいでしょう。
本作は『形而上学入門』とともに後期ハイデッガー哲学入門編というべき作品です。論文調で比較的読みやすいです。

2022/09/18