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暗黒星雲のかなたに

全1件

王道冒険小説

SFに目覚めた小学校高学年の頃(もう50年近く前)、およそSFなど読まないと思っていた父親の蔵書(数千冊)のたった2冊のSFのうちの1冊でした(もう1冊はブラウンの73光年の妖怪)。絶版だったんですね。父親のがポロボロになったのでちょっと前に買い直しましたが。
強大な力を持って宇宙を支配する銀河帝国と、それに立ち向かおうとする反乱軍(全くS・Wです)。反乱軍の主星はどこか?。敵対しながらそれを一緒に探す羽目になる帝国軍長官と主人公バイロンに、令嬢とのロマンスが絡みながらストーリーは進みます。そして反乱軍が手に入れた銀河帝国を打倒する強力な武器とは何か?すっきりと上手くオチが付けられての大団円。
当時はそんな言葉は有りませんでしたが、令嬢は将にツンデレキャラでロマンスの行方にもドキドキ。アレクサンドロ・デュマ風というか、古典的ですがストーリーで読ませるアシモフらしいお薦めの1冊です。SFテイストが弱めなので父親も読めたのかな、とか。
そういえば宇宙船が大英帝国海軍風のひねった名前で、連想で別の海洋冒険小説の「ピーター・シンプル」も読み返したくなりました。

2016/07/30