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含羞(はぢらひ) 我が友 中原中也 新装版 1

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含羞(はぢらひ) 我が友 中原中也 新装版の感想

あけすけで繊細で破天荒で物事の本質を突きすぎて人を傷つける中原中也とそれに惹かれながらも畏れる小林秀雄の関係を描いた物語。
長谷川泰子との三角関係が有名だがそれはこの作品では添え物にかかれています。
小林は文壇で批評家として地位を築いていくが、中也は評価されず詩集も売れないが関係性は変わらない。
とにかく一度は読んでほしい作品です。

2017/08/28

並走者への敬意

中也の詩が好きでした。でも中也本人は好きではなかった。この作品に出合うまでは・・・ 友の視点、自分の視点。中也に自分の思いを反射させることで小林秀雄という人が見えてくる。ある時期の人生を並走した親友は大事にしないとなあ、とふと自分に置き換えてみたくなった。一緒にするなと中也が怒りそうですが、でも私は中也の人間も好きになったような気がしています。

2016/08/22

中也さんが生き生きと感じられました

曽根先生の事も知らず、あまりこういった作品は読んだ事がなく、中原中也さんが好き、という事とタイトルの「含羞(はぢらひ)」というのに妙に魅かれて購入しました。実際の中也さんもこういう人だったのではないかと思わせるほど生き生きと描かれていてとてもよかったです。小林とのやりとりも緊張感があってよかったです。

2016/04/17