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告白 I

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存在し、知り、意志する

本作はキリスト教文学の金字塔です。
山田訳の意義・価値については第1巻の「『告白』山田訳をもつということ」に尽くされています。あえて付け加えるなら山田氏ほどアウグスティヌスの信仰・信条に踏み込んだ訳者はいないでしょう。
さらに第3巻には「世界の名著」版に収録されていた「教父アウグスティヌスと『告白』」が再録されており、こちらもアウグスティヌス入門だけでなく中世哲学入門になっています。
そして講談社学術文庫『アウグスティヌス講話』を合わせて読むことで現代にも通じるアウグスティヌス神学の奥深さが理解できると考えます。

2022/04/25