オフィシャル・スコアブック 坂本龍一 /05 復刻版
坂本龍一
著者 | 坂本龍一 |
---|---|
出版社 | リットーミュージック |
判型 | 菊倍判 |
頁数 | 120 頁 |
ジャンル | エンタメ |
ISBNコード | 9784845641215 |
商品内容
2005年に刊行された坂本龍一監修による公式楽譜集『オフィシャル・スコアブック 坂本龍一 /05』の復刻版です。原書は長らく品切れ状態が続いており、多くのファンから再発売を期待する声が寄せられていました。そこで今回、内容はもちろん、デザインもできる限りオリジナルに忠実な形で再現いたしました。
この楽譜集の元となっているのは、坂本龍一のピアノ演奏を中心としたセルフカバー・アルバム『/05』(2005年リリース)です。
このアルバム『/05』に対応する『オフィシャル・スコアブック 坂本龍一 /05 復刻版』では全13曲を収録しています。
ピアノ用にアレンジされた「Tibetan Dance」、二胡奏者のケニー・ウェンのために書かれた楽曲をピアノ・ソロで演奏した「A Flower is not a Flower」、坂本龍一いわく“瞑想的な曲”にアレンジしたという「Amore」、大ヒットしたCM曲「Energy Flow」、自身で“1、2を争うほどシンプルな曲”と語る「Aqua」、映画「ラスト エンペラー」のテーマ曲のピアノ・アレンジ「The Last Emperor」、YMOのアルバム『BGM』に収録されていた楽曲を4台のピアノで再構成した「Happy End」、1stソロ・アルバム収録曲のピアノ・バージョン「Thousand Knives」、現代美術家の小粥丈晴のインスタレーション作品用に作られた「Fountain」、映画『シェルタリング・スカイ』のテーマ曲「The Sheltering Sky」、映画『FEMME FATALE』のテーマ曲の一つ「Lost Theme」、映画『星になった少年 Shining Boy & Little Randy』のテーマ曲「Shining Boy & Little Randy」、アルバム『BTTB』のインターナショナル版にボーナス・トラックとして収録された「Reversing」の各楽譜を掲載。
この楽譜集の大きな特徴のひとつが、坂本龍一本人による楽曲解説と演奏におけるTipsが語られている点です。その上、ロング・インタビューも掲載されています。その内容は、音楽理論的な部分まで深く踏み込んだ非常に貴重なものとなっています。
さらに、オリジナルのオフィシャル・スコアブックは、紙の選択やデザインにも坂本龍一自らが深くかかわって制作されました。そのアート・ディレクターを務めたのは、坂本龍一のアルバム・ジャケットなども手掛けた故・中島英樹氏(中島デザイン)。目にやさしい色合いの紙選びや実はよく見るとあえて“にじみ”や“かすれ”を織り交ぜたこだわりの印刷など、細部にまで徹底してこだわった仕上がりとなっています。復刻版では、これらのディテールを踏襲しながらも、あらたに森林保護を目的としたFSC認証を受けた仕様といたしました。これはもちろん、坂本龍一自身が森林保全団体more treesを設立したことへの共感からです。そのため用紙などの一部が原書と異なっている部分があることをご了承いただければと思います。
アルバム『/05』は単なるピアノ作品集ではなく、意欲的な創造に満ちたピアノ・アレンジ集です。本楽譜集はそのクリエイティビティを目に見える形で表したもうひとつの『/05』と呼べるでしょう。ぜひ多くの方に演奏していただければ幸いです。
▼CONTENTS
/05 Questionnaire
/05 Commentary & Tips
1 Tibetan Dance
2 A Flower is not a Flower
3 Amore
4 Energy Flow
5 Aqua
6 The Last Emperor
7 Happy End
8 Thousand Knives
9 Fountain
10 The Sheltering Sky
11 Lost Theme
12 Shining Boy & Little Randy
13 Reversing
/05 Long Interview
Selected Discography
▼著者プロフィール
坂本龍一(さかもと りゅういち)
1952年東京生まれ。1978年『千のナイフ』でソロデビュー。同年に高橋幸宏、細野晴臣と共に「YELLOW MAGIC ORCHESTRA(YMO)」を結成。1983年に散開後もソロアルバムの発表やアーティストとのコラボレーションなど多方面で活躍。常に革新的なサウンドを追求する姿勢は世界的評価を得ている。また自身も出演した映画『戦場のメリークリスマス』(78/大島渚監督)では英国アカデミー賞で作曲賞、映画『ラストエンペラー』(88/ベルナルド・ベルトルッチ監督)でアカデミー賞作曲賞、グラミー賞など多数の映画賞を受賞し、映画音楽作曲家としても地位を確立した。
以降もコンスタントに国内外の映画作品に携わり、これまでに手掛けた作品は『ハイヒール』(92/ペドロ・アルモドバル監督)、『スネーク・アイズ』(99/ブライアン・デ・パルマ監督)、『母と暮せば』(15/山田洋次監督)、『レヴェナント:蘇えりし者』(16/アレハンドロ・G・イニャリトゥ監督)、『怒り』(16/李相日監督)、『アフター・ヤン』(22/コゴナダ監督)、『怪物』(23/是枝裕和監督)など。
環境や平和問題への言及も多く、森林保全団体「more trees」の創設、「stop rokkasho」「NO NUKES」などの活動で脱原発支持を表明、また「東北ユースオーケストラ」を立ち上げるなど音楽を通じた東北地方太平洋沖地震被災者支援活動も行った。
2013年に山口情報芸術センター(YCAM)10周年事業のアーティスティック・ディレクター、2014年に札幌国際芸術祭2014のゲストディレクターに就任。2018年piknic/ソウル、2021年M WOODS/北京、2023年M WOODS/成都で大規模インスタレーション展示を実施するなどアート界への越境も積極的に行った。
2021年に直腸がんを公表、闘病生活を続けながらも翌年の3月に『東北ユースオーケストラ演奏会2022』に参加、12月にピアノ・ソロ・コンサート「Ryuichi Sakamoto: Playing the Piano 2022」を世界配信。2023年1月17日に日記を書くように制作した最後のアルバム「12」を発売。同年3月28日に死去。以後も複合現実(MR)コンサート「KAGAMI」の海外上演、高谷史郎(ダムタイプ)とのコラボレーションで制作したシアターピース「TIME」のアジア圏での上演、さらに最後のピアノ・ソロ演奏を記録した長編コンサート映画『Ryuichi Sakamoto Opus』(23/空音央監督)が世界各国で公開。2024年12月21日からは東京都現代美術館で国内初の大規模展覧会「坂本龍一 音を視る 時を聴く」が2025年3月30日まで予定されるなど、ジャンルを問わずに功績を残した軌跡が語り続けられている。
この楽譜集の元となっているのは、坂本龍一のピアノ演奏を中心としたセルフカバー・アルバム『/05』(2005年リリース)です。
このアルバム『/05』に対応する『オフィシャル・スコアブック 坂本龍一 /05 復刻版』では全13曲を収録しています。
ピアノ用にアレンジされた「Tibetan Dance」、二胡奏者のケニー・ウェンのために書かれた楽曲をピアノ・ソロで演奏した「A Flower is not a Flower」、坂本龍一いわく“瞑想的な曲”にアレンジしたという「Amore」、大ヒットしたCM曲「Energy Flow」、自身で“1、2を争うほどシンプルな曲”と語る「Aqua」、映画「ラスト エンペラー」のテーマ曲のピアノ・アレンジ「The Last Emperor」、YMOのアルバム『BGM』に収録されていた楽曲を4台のピアノで再構成した「Happy End」、1stソロ・アルバム収録曲のピアノ・バージョン「Thousand Knives」、現代美術家の小粥丈晴のインスタレーション作品用に作られた「Fountain」、映画『シェルタリング・スカイ』のテーマ曲「The Sheltering Sky」、映画『FEMME FATALE』のテーマ曲の一つ「Lost Theme」、映画『星になった少年 Shining Boy & Little Randy』のテーマ曲「Shining Boy & Little Randy」、アルバム『BTTB』のインターナショナル版にボーナス・トラックとして収録された「Reversing」の各楽譜を掲載。
この楽譜集の大きな特徴のひとつが、坂本龍一本人による楽曲解説と演奏におけるTipsが語られている点です。その上、ロング・インタビューも掲載されています。その内容は、音楽理論的な部分まで深く踏み込んだ非常に貴重なものとなっています。
さらに、オリジナルのオフィシャル・スコアブックは、紙の選択やデザインにも坂本龍一自らが深くかかわって制作されました。そのアート・ディレクターを務めたのは、坂本龍一のアルバム・ジャケットなども手掛けた故・中島英樹氏(中島デザイン)。目にやさしい色合いの紙選びや実はよく見るとあえて“にじみ”や“かすれ”を織り交ぜたこだわりの印刷など、細部にまで徹底してこだわった仕上がりとなっています。復刻版では、これらのディテールを踏襲しながらも、あらたに森林保護を目的としたFSC認証を受けた仕様といたしました。これはもちろん、坂本龍一自身が森林保全団体more treesを設立したことへの共感からです。そのため用紙などの一部が原書と異なっている部分があることをご了承いただければと思います。
アルバム『/05』は単なるピアノ作品集ではなく、意欲的な創造に満ちたピアノ・アレンジ集です。本楽譜集はそのクリエイティビティを目に見える形で表したもうひとつの『/05』と呼べるでしょう。ぜひ多くの方に演奏していただければ幸いです。
▼CONTENTS
/05 Questionnaire
/05 Commentary & Tips
1 Tibetan Dance
2 A Flower is not a Flower
3 Amore
4 Energy Flow
5 Aqua
6 The Last Emperor
7 Happy End
8 Thousand Knives
9 Fountain
10 The Sheltering Sky
11 Lost Theme
12 Shining Boy & Little Randy
13 Reversing
/05 Long Interview
Selected Discography
▼著者プロフィール
坂本龍一(さかもと りゅういち)
1952年東京生まれ。1978年『千のナイフ』でソロデビュー。同年に高橋幸宏、細野晴臣と共に「YELLOW MAGIC ORCHESTRA(YMO)」を結成。1983年に散開後もソロアルバムの発表やアーティストとのコラボレーションなど多方面で活躍。常に革新的なサウンドを追求する姿勢は世界的評価を得ている。また自身も出演した映画『戦場のメリークリスマス』(78/大島渚監督)では英国アカデミー賞で作曲賞、映画『ラストエンペラー』(88/ベルナルド・ベルトルッチ監督)でアカデミー賞作曲賞、グラミー賞など多数の映画賞を受賞し、映画音楽作曲家としても地位を確立した。
以降もコンスタントに国内外の映画作品に携わり、これまでに手掛けた作品は『ハイヒール』(92/ペドロ・アルモドバル監督)、『スネーク・アイズ』(99/ブライアン・デ・パルマ監督)、『母と暮せば』(15/山田洋次監督)、『レヴェナント:蘇えりし者』(16/アレハンドロ・G・イニャリトゥ監督)、『怒り』(16/李相日監督)、『アフター・ヤン』(22/コゴナダ監督)、『怪物』(23/是枝裕和監督)など。
環境や平和問題への言及も多く、森林保全団体「more trees」の創設、「stop rokkasho」「NO NUKES」などの活動で脱原発支持を表明、また「東北ユースオーケストラ」を立ち上げるなど音楽を通じた東北地方太平洋沖地震被災者支援活動も行った。
2013年に山口情報芸術センター(YCAM)10周年事業のアーティスティック・ディレクター、2014年に札幌国際芸術祭2014のゲストディレクターに就任。2018年piknic/ソウル、2021年M WOODS/北京、2023年M WOODS/成都で大規模インスタレーション展示を実施するなどアート界への越境も積極的に行った。
2021年に直腸がんを公表、闘病生活を続けながらも翌年の3月に『東北ユースオーケストラ演奏会2022』に参加、12月にピアノ・ソロ・コンサート「Ryuichi Sakamoto: Playing the Piano 2022」を世界配信。2023年1月17日に日記を書くように制作した最後のアルバム「12」を発売。同年3月28日に死去。以後も複合現実(MR)コンサート「KAGAMI」の海外上演、高谷史郎(ダムタイプ)とのコラボレーションで制作したシアターピース「TIME」のアジア圏での上演、さらに最後のピアノ・ソロ演奏を記録した長編コンサート映画『Ryuichi Sakamoto Opus』(23/空音央監督)が世界各国で公開。2024年12月21日からは東京都現代美術館で国内初の大規模展覧会「坂本龍一 音を視る 時を聴く」が2025年3月30日まで予定されるなど、ジャンルを問わずに功績を残した軌跡が語り続けられている。
読後レビュー
復刊投稿時のコメント
全61件
-
偉大な作曲家の理解を深めたいので (2024/09/26)GOOD!0
-
教授の貴重な完全監修の楽譜集ですが、今はプレミアがついてしまって、弾きたくても手に入りません。是非復刊して、多くの人がこの素晴らしい曲集を体験できる状態になって欲しいです。 (2024/07/01)GOOD!0
-
本人監修なのでこれ以上正確な楽譜は無いです。GOOD!1
中古品が法外な値段で販売されてるのはうんざりです。 (2024/05/29) -
坂本龍一の珠玉の名曲をぜひ自分の手元に、自分の血肉にGOOD!0
できれば本人の編集の元で
それを叶える本だと思うので、ぜひ復刊してほしい。 (2024/04/06) -
楽譜だけではなく、インタビューや曲の解説、弾き方のアドバイスなども掲載されている大変貴重な楽譜集です。GOOD!1
坂本さんの楽曲がこの先も長く弾き継がれるように、復刊を希望します。 (2024/03/17)
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