六国史以前 日本書紀への道のり
関根淳
著者 | 関根淳 |
---|---|
出版社 | 吉川弘文館 |
判型 | 四六判 |
頁数 | 260 頁 |
ジャンル | 専門書 |
ISBNコード | 9784642059022 |
商品内容
日本古代史の基本史料として絶対的な古事記と日本書紀。だが、古代には“記紀”以外にも数多くの史書が存在した。
帝紀(ていき)・旧辞(きゅうじ)、天皇記・国記、上宮記(じょうぐうき)など、いまでは本文がほとんど伝来していない史書をとりあげ、周辺の諸史料や政治過程からその実態に迫る。
史書としての古事記を批判し、「六国史(りっこくし)」以前の豊かな古代史書の世界へと誘う注目の書。
▼目次
「記紀」以外の古代史書 -プロローグ
帝紀・旧辞と倭王権―五・六世紀の史書
--帝紀・旧辞と津田左右吉
--帝紀の関連史料
--帝紀の文字化
--雄略朝という時代
--旧辞の内容と構造
--倭王権と帝紀・旧辞
推古朝の国政と天皇記・国記 -七世紀初めの史書
--天皇記と国記の史料
--「臣連伴造国造百八十部并て公民等の本記」の考察
--王統譜としての天皇記
--氏族系譜としての国記
--推古朝の内外情勢
上宮王家の『上宮記』 -七世紀前半の史書
--『上宮記』の逸文
--『上宮記』と記・紀の関係
--『上宮記』の関連史料
--舒明朝の政治情勢
--上宮家の滅亡と『上宮記』
『古事記』の政治史 -七世紀後半の史書
--『古事記』へのスタンス
--『古事記』序文と天武一〇年紀
--「記紀」は両立するか?
--序文と本文の関係
--『古事記』の系譜記事
--古代の音韻と読書環境
--〝偽書〟の作り方
--『古事記』と天皇記・蘇我氏
--『古事記』の創出
そして『日本書紀』へ -エピローグ
帝紀(ていき)・旧辞(きゅうじ)、天皇記・国記、上宮記(じょうぐうき)など、いまでは本文がほとんど伝来していない史書をとりあげ、周辺の諸史料や政治過程からその実態に迫る。
史書としての古事記を批判し、「六国史(りっこくし)」以前の豊かな古代史書の世界へと誘う注目の書。
▼目次
「記紀」以外の古代史書 -プロローグ
帝紀・旧辞と倭王権―五・六世紀の史書
--帝紀・旧辞と津田左右吉
--帝紀の関連史料
--帝紀の文字化
--雄略朝という時代
--旧辞の内容と構造
--倭王権と帝紀・旧辞
推古朝の国政と天皇記・国記 -七世紀初めの史書
--天皇記と国記の史料
--「臣連伴造国造百八十部并て公民等の本記」の考察
--王統譜としての天皇記
--氏族系譜としての国記
--推古朝の内外情勢
上宮王家の『上宮記』 -七世紀前半の史書
--『上宮記』の逸文
--『上宮記』と記・紀の関係
--『上宮記』の関連史料
--舒明朝の政治情勢
--上宮家の滅亡と『上宮記』
『古事記』の政治史 -七世紀後半の史書
--『古事記』へのスタンス
--『古事記』序文と天武一〇年紀
--「記紀」は両立するか?
--序文と本文の関係
--『古事記』の系譜記事
--古代の音韻と読書環境
--〝偽書〟の作り方
--『古事記』と天皇記・蘇我氏
--『古事記』の創出
そして『日本書紀』へ -エピローグ
読後レビュー
全1件
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六国史以前 日本書紀への道のり
記紀以前の編纂誌に興味があったので購入したが、天皇記や帝紀等に対する言及は既に誰かが記載した内容に留まっており、新たな発見が見当たらないが非常に残念だ。 (2020/07/21)
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