今も読み継がれている子どもの本『小公女』の作者フランシス・ホジソン・バーネットは、子供時代をイギリス過ごし、青春時代にアメリカに移住した。双方の国の機微を内からも外からも知り抜いたバーネットが書いた本は...

ディケンズの作品世界で繰り広げられるドラマを〈線〉にまつわる問題として捉え、人物造形における想像力の働き方を明らかにする。 ▼目次 序章 第一部 ディケンズの速記と想像力 第一章 ディケンズ...

創刊45周年を迎えた書評誌「本の雑誌」の社史として、椎名誠『本の雑誌血風録』と『本の雑誌風雲録』を合本し、資料も追加。

ウルフの多様な側面が浮かびあがる、エッセイ14篇＋短編2篇。 インフルエンザに罹ったときの心理、『源氏物語』の書評、父の思い出、伝記論、書評論…。新装で復刊。

多くのクリエーターたちに愛されているアメリカの絵本作家M・B・ゴフスタイン（1940-2017）。 インタビューや作品の数々、幼少期の思い出など、素顔を伝える貴重な一冊。

スティーヴン・キング研究の第一人者、風間賢二によるキング論の集大成！ 「関心のあるパートから読んでいただいて一向にかまわないが、冒頭から順番に読み進めることで、キングの作家としての成長ぶりやテーマ、書...

一生借家住まい（夏目漱石）、20坪の庭が全宇宙（正岡子規）、化物屋敷から瀟洒な洋館へ（佐藤春夫）、46か所住んで土蔵の書斎が終の棲家（江戸川乱歩）、「どこに住んでも同じことである」（太宰治）、竹に始まり...

イギリス史、文化への深い理解と資料を駆使して、シェイクスピア作品の背景にある史実や風俗を読み解き、その真の意図に迫る、初の歴史研究者による新訳！

種村季弘・未発表翻訳を収録！ ボルヘスが言う「すべての文学ジャンルの中で最も古くて複雑なジャンルをつくり上げている」ものとは-- そう、「夢」です（『夢の本』序文）。『幻想と怪奇』第6巻では、古今の幻...

索引項目数3,000超の（中二病御用達）用語辞典です。 神話や伝承、英雄物語、宗教書などに登場する、概念や地名やアイテム名などの単語や表現をわかりやすく解説しました。この1冊で、小説やコミックやゲーム...

歌人、劇作家、詩人など、短詩型文学の鬼才寺山修司。 没して37年、今も多くのクリエイターや、若者たちに影響を与え続けている寺山の全容を、齋藤愼爾氏編集により現す！ 寺山修司の短歌・俳句や「月光仮...

『薔薇の名前』の著者によるテレビをめぐるエッセイ集。「知の巨人」が、メディア、大衆、物語、文化批評、パロディ、映画といった多様な切り口で、テレビの本質を読み解く充実の一冊。 ▼著者プロフィール ...

稀代の推理小説作家、江戸川乱歩。死後50年を経て、未だ我々を魅了し続ける乱歩の創作・思考の背景にあるものはいったい何か。 乱歩の形成した人的ネットワーク、そして彼の生きた戦前戦後という時代と文化事象、...

新書判の翻訳文学は網羅的には調査・紹介されておらず、ネットにもまとまった情報はない。けれども、知られていないだけで、魅惑的な作品の宝庫だ。 第1章では新書の元祖・岩波新書（岩波書店）が戦後の一時期...