ライプニッツ思想から、ポスト・ポスト構造主義へ。 哲学や人類学の新知性を胎動したしなやかで強靭なセールの哲学の根源に迫る。

「人格」「所有」といった近代的な概念が可能にしている“死をめぐる思考”を問い直し、社会制度や宗教文化をふまえた、死生観の深層を探る。

古人の公案四十八則を評釈した古典『無門関』は汲めども尽きぬ禅の泉である。 好評を得た故老師の米国の大学における『無門関』講話の日本語訳。

＜家＞を住むだけの＜容器＞としてではなく、複合する＜テキスト＞として捉え、投影された社会・文化の多義性と人間存在の混沌を見極める現象学。

おぞましいと排除され、珍奇として見せ物にされ、翻って聖なる存在と崇められたフリークス。 その顕現と隠蔽の構造を解きほぐし、核心に肉薄する。

星占いの起源と歴史を知っていますか？ 私たちの古代・中世イメージを覆す、科学としての占星術とそのグローバルな伝播の実際に迫る！

オースティンによる言語行為 --事実の記述ではなく発話とは何がしかの行為であると考える-- の分析を受け継ぎ、体系化。

なぜ？ どうして？ 子どもは時に根源的な問いを発する。その問いに大人はどう応えていけばよいのか。 子どもと哲学をめぐる冒険の書。

ギリシア教会と東方教会の思索と活動を紹介する欧米でよく知られた定評ある入門書。 日本における西欧精神史の欠落を補う好著。