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復刊リクエスト投票

  • グラモフォン・フィルム・タイプライター

    【著者】フリードリヒ・キットラー 著 , 石光 泰夫 訳 , 石光 輝子 訳

    スティグレールの方にも書いたけど、キットラーも同様にして技術哲学・メディア論における重要な古典である。とりわけキットラーの欧州の学術・芸術領域への影響は計り知れない。とりわけキットラーはアルスエレクトロニカのシンポジウムにも登壇しており、欧州メディアアートの土壌への貢献が伺える。スティグレールがIRCAMの所長をしていたこともそうだが、日本では圧倒的にメディア論・技術哲学の足腰が弱い。三木清や戸坂潤もいるのだけど、むしろユク・ホイなど外から指摘される始末。換骨奪胎するためにはまずもってその系譜の古典を問いさおさないといけない。
    LLM時代におけるメディアと技術のありようを考え直すために復刊を切実に希望する。(2026/01/07)
  • 技術と時間 1 エピメテウスの過失

    【著者】ベルナール・スティグレール 著 / 石田英敬 監修 / 西兼志 訳

    技術哲学の名著ともいうべきスティグレールの本が絶版かつ高価な中古本で流通していることに驚きが隠せない。

    一昨年から去年にかけて技術哲学の熱が日本で一気に高まった気がする。とりわけユク・ホイを筆頭としたメディアアートからの人文学の転生の勢がツールの拡充に伴って一気に増したと思う。にもかかわらず、その始原ともいうべきスティグレール本が定価で販売されていないことに驚いた。これ無くして日本に技術哲学を再興することは不可能である。

    自らの哲学を打ち立てるためには、まず自分たちが用いている理論の原点を疑わなければならない。それなくして自らの哲学は打ち立てられない。LLM時代の自然と人工の融解した世界における羅針盤として切実な復刊を望む。(2026/01/07)
  • ミシェル・フーコー講義集成 全13巻

    【著者】ミシェル・フーコー

    現代の社会病理の先見性をフーコーはすでに持っているのに、そこへのアクセスの無さが影響してますます社会は病んでいく。知の権威性、システムの破綻、時代の象徴、ジェンダー、ニヒリズム、勇気。すでにそれを紐解く道具を彼は準備したのに、社会がそのシステムの自己言及性において差別化を煽るのには納得がいかない。他の方が言うようにフーコー本はその人気の高さに比べて何も供給されないから、値段も跳ね上がっている。悪徳古本業者はその数値的価値ばかりみて値段を釣り上げる。かくいう私も4、5倍の値段で買わざるおえなかった。
     下手な社会インフラを整えるくらいならフーコーの本が読めるような環境を整えるべきだ。そういう社会貢献性の意味も理解した上で復刊を強く希望する。(2025/12/03)

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