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• 愛しのアイリーン

  【著者】新井英樹

  強烈な描写、痛々しさに嫌悪感を覚えながらも、思わず引き込まれて読み入った記憶があります。着眼したテーマがユニークで、何よりも狂気的な展開の裏に潜んだ作者の人を観る目の温かさ、真摯さが痛いほど伝わってきたからです。数少ない印象に残るマンガの一つであり、異端児的な名作です。どうして絶版になってしまったのか信じられません。PTA諸氏が眉をひそめる描写が多いからでしょうか？出版社は、この作品に自信を持って欲しいものです。(2001/07/04)