復刊リクエスト投票

• 銃と魔法

  【著者】川崎康宏

  そう、既刊二冊を後生大事に持っているような古参のファンにとって、「続刊にてシリーズ復活」は夢に見られるセンテンスですよね。
  スラップスティックが何者なのか、少年期の自分に教えてくれたシリーズでした。その少年は今でも、彼らのお気楽に頑張ってドライでウェットな日常を新しい形で読みたいと思っているのです。(2003/10/23)

• 「銃と魔法」「青い炎（銃と魔法２）」

  【著者】川崎康宏

  個人的に、この二冊は富士見ファンタジア文庫の中でもナンバーワンを付けている本です。面白くて、この上なく良質（ただし読者を選びそうな類の）でした。
  やはり、埋もれさせるには非常に惜しいですよね。(2003/10/23)

• 「暗黒城の魔術師」ほかドラゴンファンタジーシリーズ 全8巻

  【著者】J.H.ブレナン

  個人的な話になりますが、自分の原体験の一つでした。もともとが自分の本ではなく、読んだのは十年ほど前、小学生の時が最後だったでしょう。その後ある程度読書をするようになって、このシリーズの存在を意識するようになったときには……既にその本を見つけることはできなくなっていました。
  全八巻中、読んだのは恐らく四冊。遊んだものに至っては皆無です。
  それでも作品に漂う独特のセンスは、鮮烈に記憶に刻み込まれているんですね。原体験と名の付くものに共通することですが、ファンタジィ関連の書籍で、この空気を凌駕するものにはまだ出会っていません。
  
  客観的にも復刊の価値はある、と断言できる作品でしょう。復刊希望する人は、みんなそういう主観的意見を持っています（笑）
  読めなかった四冊に対する悔恨は、たかだか十年では消えません。読むほかにはないのです。
  そういうわけで、一票。(2002/10/29)