hnさんのページ 復刊リクエスト投票 循環器疾患の変貌―日本人の栄養と生活環境との関連 【著者】小町喜男 欧米と日本の疾病構造は異なるのにもかかわらず、多くの日本人、そして医学研究者でさえ、日本人の循環器疾患を欧米のそれと同様のものと未だに誤解している。本書は、数十年にわたって日本人における循環器疾患を研究してきた成果をまとめた日本発の世界的名書である。本書の注目すべき点は今後、戦後の日本と同様の疾病構造になると思われる現在のアジア諸国において有効であるのみならず、出版後、十数年たった現在の日本の疾病構造の変化をも的確に予期していた点である。本書を読まずして、日本人のみならずアジア地域における循環器疾患は語ることはできないであろう。出版後、年数がたった現在であっても存在価値の変わっていない重要な本である。(2006/04/25) 江戸時代の遺産 - 庶民の生活文化 【著者】スーザン.B・ハンレー 公衆衛生の発展としてはロンドンが想起されるが、江戸が人口過密都市であるのにもかかわらず、感染症の蔓延があまり起こらなかったことを考えると江戸も公衆衛生上発達した都市であったことが予想される。しかしながら、そのような研究はほとんど行われておらず、この江戸時代の遺産は稀有な研究と言える。また、現在、東京都知事が本書を頻繁に引用しているにもかかわらず、その内容を検討できないことは知識の面、政治の面、また、出版の面でも大きな損失である。(2006/04/25)
復刊リクエスト投票
循環器疾患の変貌―日本人の栄養と生活環境との関連
【著者】小町喜男
多くの日本人、そして医学研究者でさえ、
日本人の循環器疾患を欧米のそれと同様のものと
未だに誤解している。
本書は、数十年にわたって
日本人における循環器疾患を研究してきた成果をまとめた
日本発の世界的名書である。
本書の注目すべき点は
今後、戦後の日本と同様の疾病構造になると思われる
現在のアジア諸国において有効であるのみならず、
出版後、十数年たった現在の日本の疾病構造の変化をも
的確に予期していた点である。
本書を読まずして、
日本人のみならずアジア地域における循環器疾患は
語ることはできないであろう。
出版後、年数がたった現在であっても
存在価値の変わっていない重要な本である。(2006/04/25)
江戸時代の遺産 - 庶民の生活文化
【著者】スーザン.B・ハンレー
江戸が人口過密都市であるのにもかかわらず、
感染症の蔓延があまり起こらなかったことを考えると
江戸も公衆衛生上発達した都市であったことが予想される。
しかしながら、そのような研究はほとんど行われておらず、
この江戸時代の遺産は稀有な研究と言える。
また、現在、東京都知事が
本書を頻繁に引用しているにもかかわらず、
その内容を検討できないことは
知識の面、政治の面、また、出版の面でも
大きな損失である。(2006/04/25)