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• マリー・キュリーが考えたこと

  【著者】高木仁三郎

  子ども向けのマリー・キュリーの伝記はたくさんあるが，この本がいちばんすぐれていると思う。原爆や原発事故など，原子力の時代の問題が，放射能の発見者であるマリーおよび，科学者の責任という視点から，問い直されている。現代的な課題にせまる伝記。題名からもわかるとおり，ジェンダーの問題もさりげなくクリアされている良書。(2011/09/28)