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• 蟲師～連綴～ 二〇〇四〇七〇九-二〇〇六〇八〇八

  【著者】長濵博史 著 ／ 漆原友紀 原作

  『蟲師』だからこそ、ブツとしての本が欲しくなります。
  
  長濱監督は『蟲師』を「普遍的なもの」「今後何十年ってずーっと残り続けていく、昔話のような作品になる」と話していました。そのような作品に触れた人が、「どうもこの作品に関してえらく重要なことが書かれている本があるらしいぞ」という噂を耳にした時、それが既に一般に売られてはいないものである、と知った時の悲しみといったらないでしょう。
  電子書籍として再版されていることは、非常に素晴らしいことです。しかし、「放送当時から遅れて」その作品に触れた人は、放送当時に触れていた人が経験したことと全く同じことを経験したい、と思うものなのです。つまり、自分も紙媒体で読みたい、と。
  
  「続章の放送に合わせて」とかそういうのではありません（もちろん、契機のひとつとはなるのでしょうけど）。
  とにかく、読みたい人がここにいるんです。(2014/07/26)