najarisaさんのページ 復刊リクエスト投票 アルコール・ラヴァ 【著者】キャロライン ナップ 著者キャロライン・ナップはボストン・フェニックスのコラムニストだった。仕事は人並み以上に優秀、社会人として義務を果たしているのに、夜は自分を痛めつけるかのように酒に溺れた。酒をやめようとリハビリセンターに入る時も、リフレッシュのためにスパに行くと告げ、職場の誰にも疑われなかったほどだという。 解説で、依存症の研究の日本での第一人者斉藤学氏は彼女を「高機能アルコール症者」と称する。社会できちんと機能している依存症者という意味である。 アルコール依存症者=ドヤ街にいるような人、社会的な落伍者、という偏見が日本でもアメリカでもまだまだ根強い世の中、彼女のように、優秀であるがゆえに酒の問題に気づくことができず、自分を痛めつけていく人は多いだろうと思う。 この本はもっとたくさんの人に読んでほしい。(2003/11/23)
復刊リクエスト投票
アルコール・ラヴァ
【著者】キャロライン ナップ
ニストだった。仕事は人並み以上に優秀、社会人として義務を果
たしているのに、夜は自分を痛めつけるかのように酒に溺れた。
酒をやめようとリハビリセンターに入る時も、リフレッシュのた
めにスパに行くと告げ、職場の誰にも疑われなかったほどだとい
う。
解説で、依存症の研究の日本での第一人者斉藤学氏は彼女を
「高機能アルコール症者」と称する。社会できちんと機能してい
る依存症者という意味である。
アルコール依存症者=ドヤ街にいるような人、社会的な落伍
者、という偏見が日本でもアメリカでもまだまだ根強い世の中、
彼女のように、優秀であるがゆえに酒の問題に気づくことができ
ず、自分を痛めつけていく人は多いだろうと思う。
この本はもっとたくさんの人に読んでほしい。(2003/11/23)