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• ロックの「新しい波」　パンクからネオ・ダダまで

  【著者】グリール・マーカス著・三井徹訳

  パンク、ニューウェーヴの再評価とそれに伴う、影響を受けた新
  しい表現が続出する現在、1980年代に出たこの本の存在意義は大
  きいと思う。アメリカ＆イギリスのあちこちで多発したパンク／
  ニューウェーヴの動きの中で、「ギャング・オブ・フォー」
  「エッセンシャル・ロジック」「デルタ・ファイヴ」「メコン
  ズ」「オー・ペアズ」「ニュー・オーダー」はアメリカ国内でど
  ううけとられていたのか。そして、それ以外のシーンでは何が動
  いていたのか。当時を知る貴重な本。これが発刊されたことは非
  常に重要で、いま、まさに読まれ直さないとならないのではない
  か。(2005/05/04)