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レビュー
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中世・ルネサンスの楽器
CDだけでは片手落ち
本著作は、マンロウの我が身を削るような人生の集大成といえますが、初発売当時、欧米では2枚組のLPと本著作がセットで発売されていました。日本では、東芝EMIと音楽之友社から発売されましたが、その後この2つのメーカーは一切再発売を行っておりません。CDの方は、海外ではテスタメント、ヴァージンから、日本ではタワーレコードからそれぞれCD化されており、入手しやすくなっていますが、本の方は一向に再発される兆しが見えません。せっかく音源があるのに、どんな楽器なのか想像もつかないというのは残念です。中世ルネサンスの楽器を現代に生きる楽器として、網羅的にあらわした著作は、その後もこれを上回るものは出ていません。(2013/08/07)
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中世・ルネサンスの楽器
【著者】デイヴィッド・マンロウ