セザンヌさんのページ
レビュー
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ウルトラマン80 城野エミ写真集 MEMORIES OF EMI
出版されたこと、それ自体がすばらしい
今年2020年は、「ウルトラマン80」放映40周年にあたる。
なので「ウルトラマン80」関連書籍が出版されるとは思っていたが、
このような書籍が、発売されるとは夢にも思わなかった。
「ウルトラセブン」のアンヌ隊員のように、
クローズアップされることは少ないし、
城野エミを演じた石田えりは、「ウルトラマン80」に関しては、
いい思い出を持っておらず、関連の質問はNGだと
うわさに聞いていたこともある。
石田えりに許諾を得ずに発売はされないと思うから、
彼女が許諾したことがすばらしく、とてもうれしい。
この写真集を企画された方も、すばらしい。
もう中身に関係なく、この写真集は、発売されることに意義があり、
それだけで読む価値がある、買う価値がある。
8800円は、決して高くない。(2020/10/12) -
[七曲署シリーズ] 露口茂 in 太陽にほえろ!
All ABOUT 「山さん」
本は薄いが、中身は濃い。読み応え十分、見応え十分。
難点は価格がちょっと高いことくらい。
(まあ、仕方のないことだが。)
当時出版されたものはオークションで高値で取引されている。
数年前、某オークションサイトで同書を見つけて落札しようと
したら、入札者が殺到し3万円以上に跳ね上がったため、断念した。
ページ数に比べて多少高価に思えるが、以上のことを思えば、
些細なことに思える。
この本を入手できただけで、「復刊ドットコム」に会員登録した甲斐があったというものだ。
本書を読み、太陽にほえろという番組の成功は石原裕次郎はもちろん、「山さん」こと露口茂の存在が、重しとして常にあったからだということを実感した。
そして「山さん」の殉職後、半年程で番組は終了する。
直接の原因は、石原裕次郎の体調不良だが、実質「山さん」の殉職で番組は終わっていたのだと思う。
メインライターの小川英氏、長さんこと下川辰平氏など故人の方のインタビューおよびコメントが今となっては貴重なもの。
当時すでに降板していた共演者のインタビューも興味深い。
一つ気になるのは、かつてのリクエストに対する日本テレビの
コメントからすると、復刊不可能に思えたのに、「山さん」あるいは露口茂氏のものだけ復刊されたのはなぜだろうか?
舞台裏を知りたい気もする。
あるいは、今後他の刑事の復刊もあるのだろうか?
今後の展開に期待したい。
いずれにせよ、復刊ドットコム様、この度の復刊ありがとうございました。(2019/04/08)
復刊リクエスト投票
[七曲署シリーズ]沖雅也 in 太陽にほえろ!
[七曲署シリーズ] 露口茂 in 太陽にほえろ!
当時出版されたものはオークションで高値で取引されている。
ぜひとも適価で入手したい。(2019/02/18)
Xフロアへようこそ 全3巻
【著者】千草忠夫
だからこそ復刻を希望します。
またこの作品に限らず、この出版社のものは、すべて入手困難でもあるので。(2006/09/15)
山田太一作品集 全19巻
【著者】山田太一
永久に残すべき遺産だと思います。(2004/09/25)