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• 碧のかたみ

  【著者】尾上与一

  恥ずかしながら、戦闘機の知識が殆どない私ですが、尾上先生の書かれる空中戦の迫力が本当に凄くて、気付けば心の中で手に汗握りハラハラしたり、涙したりと物語の中に深く引き込まれていました。
  又、六郎と亘が互いを思いやる場面(特に六郎の献身的な愛)は思い出す度に胸が熱くなり、何度も読み返しては感動に浸っております。
  ラバウル航空隊や基地の当時の様子などもかなり詳しく描写されていて、大変勉強になりました。
  このまま絶版にしておくには勿体ない傑作だと思います。(2019/10/06)