花男さんのページ 復刊リクエスト投票 シンクロ・バイブス 【著者】KEITA かつてこの本に多大な影響を受けた。友達にも勧めた。貸した友人が又貸し、その繰り返しで本はいつのまに行方不明に。みんなが読んでくれたならそれでいい。結婚し、子供が生まれた僕はその本のことさえ忘れかけていた。そんなある日。僕の前にあらわれたミュージシャンの名前は圭太。魂のジャンベ。懐かしき笛の音。カリンバの子守唄。小さなライブを主催した僕は「圭太」の演奏に酔いしれた。パズルのワンピースはふと見つかった。記憶が蘇る。「もしかして…」圭太の答えはこうだった。「ああ。シンクロバイブズね。あれ俺だよ」僕は自分の当時の思い、いかにその本に影響を受けたかをKEITAに熱く語った。KEITAは何も言わずに、そして静かに僕ひとりのためにナイヤビンギ・スタイルのライブを演ってくれた。別れ際、KEITAはこう言った。「あの本ね、俺も手元に1冊もないんだよね」(2006/10/23)
復刊リクエスト投票
シンクロ・バイブス
【著者】KEITA
友達にも勧めた。
貸した友人が又貸し、その繰り返しで本はいつのまに行方不明に。
みんなが読んでくれたならそれでいい。
結婚し、子供が生まれた僕はその本のことさえ忘れかけていた。
そんなある日。
僕の前にあらわれたミュージシャンの名前は圭太。
魂のジャンベ。
懐かしき笛の音。
カリンバの子守唄。
小さなライブを主催した僕は「圭太」の演奏に酔いしれた。
パズルのワンピースはふと見つかった。
記憶が蘇る。
「もしかして…」
圭太の答えはこうだった。
「ああ。シンクロバイブズね。あれ俺だよ」
僕は自分の当時の思い、いかにその本に影響を受けたかを
KEITAに熱く語った。
KEITAは何も言わずに、そして静かに
僕ひとりのためにナイヤビンギ・スタイルのライブを演ってくれた。
別れ際、KEITAはこう言った。
「あの本ね、俺も手元に1冊もないんだよね」(2006/10/23)