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レビュー
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遍歴する電子
読みやすい入門書
アマゾンの中古で手に入れて読んでみました。現代的な固体物理の本もかなりの数読みましたが、基礎的な部分は長岡洋介著「遍歴する電子」でカバーされている内容と変わっていません。この本は読みやすい文章で、数式と文章の分量のバランスがとても良く、これから固体物理を勉強するという学生にピッタリだと思います。レベルとしては、量子力学や統計物理について多少の知識は持っていて、それらを応用して、将に物理学の醍醐味を早く味わいたいという学生向けではないかと思います。もう一度物理を勉強したいという人にもピッタリな内容だと思います。全体は160ページ程度、古典的な伝導現象、量子力学や統計力学などの復習などに35ページまで費やしていますから、多少腰を落ち着けて読むのは100ページ程度です。入門的な内容をコンパクトに纏め、そして物理を詰め込んだ良書だと思います。(2012/05/01)
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