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  • 連合の原理 アナーキズム叢書3

    【著者】プルードン

    プルードンの本はマルクスと違い翻訳されてないわ、全集も出てないわと日本はさながらプルードン過疎地といった具合である。ソビエト共産主義体制が滅んで早、15年以上。世界は帝国アメリカの横暴が跋扈し対抗論理を必要としている。それがマルクス主義ルネッサンスというのはなんとも嘆かわしいではないか。この日本はバカの一つ覚えみたいに世論はマルクスとナショナリズムの往復運動を続けている。それは過去に日本が通った道であり未来がないことにいい加減悟るべきだ。

    帝国の唱えるグローバリゼーションに対抗するためには同じぐらい普遍性のある論を必要とする。それがプルードンであってもいいではないか。幸い、ゲセル研の研究などによってプルードンの経済学をアナルコキャピタリズムでもなければ空想社会主義でもないと理解できうる経路も整ってきているし、彼の弁証法理論も現在思想の視点を導入することで脱構築的に新たな解釈も出来そうだ。彼の唱える連合の論理をディアスポラ的に解釈するというのもありだろう。今こそプルードンを復権しよう。(2006/01/28)

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