くまのこさんのページ 復刊リクエスト投票 まぼろしの白馬 【著者】エリザベス・グージ 幻想的でロマンチックな、美しい物語。 現実と幻想の間を縫うかのような描写は丁寧で読みやすく、挿絵も物語にぴったり。 上質かつ上品な石井桃子さんの翻訳の力もあって、情景がありありと浮かんでくる。 イギリスからこの物語を見つけてきた方は、相当な目利きだったのでしょう。 子どもたちに手渡したい素晴らしい名作なので、ぜひ復刊してほしいです。 カーネギー賞受賞作品。(2021/03/14) 黒ねこの王子カーボネル 【著者】バーバラ・スレイ “楽しいことなんて何ひとつない夏休み”が、“忘れられない楽しい夏休み”に。 名作揃いの岩波少年文庫のなかでもとくに面白く、質の高い物語のひとつではないかと思います。 冒頭の主人公と黒ねこの出会いから、物語が一気に広がっていく中盤、そして最後の大団円へと、読みやすく軽やかなテンポながら力ある筆致で、読者をぐいぐいと引き込む文章の見事さ。とくに終盤の加速度と伏線の回収ぶりは圧巻。 自分も子ども時代にこんなねこと出会えたらなぁ。 子ども時代にぜひとも出会っていてほしい一冊ですが、どこの大型書店、児童書専門店も長らく売り切れ。 こんなにおもしろい本がなぜずっと重版未定状態なのか…早期の復刊を望みます。(2021/03/14)
復刊リクエスト投票
まぼろしの白馬
【著者】エリザベス・グージ
現実と幻想の間を縫うかのような描写は丁寧で読みやすく、挿絵も物語にぴったり。
上質かつ上品な石井桃子さんの翻訳の力もあって、情景がありありと浮かんでくる。
イギリスからこの物語を見つけてきた方は、相当な目利きだったのでしょう。
子どもたちに手渡したい素晴らしい名作なので、ぜひ復刊してほしいです。
カーネギー賞受賞作品。(2021/03/14)
黒ねこの王子カーボネル
【著者】バーバラ・スレイ
名作揃いの岩波少年文庫のなかでもとくに面白く、質の高い物語のひとつではないかと思います。
冒頭の主人公と黒ねこの出会いから、物語が一気に広がっていく中盤、そして最後の大団円へと、読みやすく軽やかなテンポながら力ある筆致で、読者をぐいぐいと引き込む文章の見事さ。とくに終盤の加速度と伏線の回収ぶりは圧巻。
自分も子ども時代にこんなねこと出会えたらなぁ。
子ども時代にぜひとも出会っていてほしい一冊ですが、どこの大型書店、児童書専門店も長らく売り切れ。
こんなにおもしろい本がなぜずっと重版未定状態なのか…早期の復刊を望みます。(2021/03/14)