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• びっちゅう

  【著者】寺西　徹

  昭和三十年代から四十年代にかけて、日本が一番輝いていた時代。唄もファッションも何もかもがキラキラと輝き、現れた時代。そんな時代の「びっちゅう」と呼ばれている少年の毎日を描いた珠玉の小説。躍動感とユーモアとちょっぴり甘酸っぱい初恋？グループサウンズやドアーズやローリングストーンズの唄。また、独特の言葉に引き込まれます。気持ちの良いノスタルジアを感じます。ただ、現代では、このような真っ直ぐで前向きな小説は、あまり受けないのでしょうか。是非、復刊して欲しいです。(2014/07/24)