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es162-りゅうさんのページ

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  • 悪たれ巨人 全22巻

    【著者】高橋よしひろ

    愛読書でした。ほんとうに大好きで、単行本発売の当時はわくわくしながら次巻を待ったものです。野球好きの夢をじっくり描いたこの作品、復刊を切に希望します。(2004/02/06)

レビュー

  • 悪たれ巨人 全22巻

    高橋よしひろ

    悪たれ巨人

    1977~81まで週刊少年ジャンプに連載された野球漫画で、テーマは少年野球。
    作品のモチーフはずばり「熱血」、恋愛要素ほとんどありません。とにかく勝負!根性!が筋のメイン。

    本作は、主人公「村瀬明」が野球を通して成長してゆく物語です。下町の草野球球団「ヤング巨人」の補欠、練習そっちのけで遊んでばかりだった明。
    でも実のところは野球のために生まれてきたと言っても過言ではない優れた素質の持ち主だった……ここから物語は始まります。

    前半の、明やカボが選手としてレベルアップする大きなきっかけになるのは、少年野球大会。
    軟式野球ながら、迫力のある描写で、大会の始終が丁寧に描かれている前半。最初は反目しあっていた連中が、試合後は互いを認め合って仲良く観戦したりする姿もあり、ジャンプ少年漫画の基本「友情」要素がふんだんにこめられています。

    さて後半は、本物のプロ球団・読売巨人が登場。明たちを直々に指導するという展開。結成チームは巨人ジュニア。
    主軸になるエピソードは定番、強力な対抗チームの登場です。もちろん阪神ジュニアです。
    激しいマッチレースを展開した物語の中盤は必見の盛り上がりを見せます。

    その後。ジュニアチームは次々と結成され、プロのリーグに準じた活動を行うジュニアリーグが結成されます。
    残念ながら、その後の展開はやや尻切れとんぼ的に唐突な終了。

    最後が少々寂しいものの、夢はありました。現在より野球が熱かった時代。
    多彩なキャラクターたち、古い作品ならではの熱っぽい単純明快なストーリーは、いま主流になっている作品群にはなかなか見られないものがあります。(2011/04/10)

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