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• 闇と光の中

  【著者】日野多香子

  もう30年近く前に読んだこの本は、結婚して子供が産まれた今でもずっと読みたいと思っていた本でした。先日やっと図書館で見つけあらためて読み直しましたが、最初に読んだ主人公と同じ世代だった時に感じたことと現在の自分が感じたことはやはり違いはありましたが、感動は同じでした。視力を失った主人公が盲学校の仲間と過ごしながら強く生きようと努力する姿と、彼女をとりまく家族の特に母の愛がとてもよく表現されており、同じ時期に母親を失った私にとっては忘れられない作品となっています。(2007/04/10)