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• ランダウ・リフシッツ理論物理学教程（絶版の巻）

  【著者】エリ・デ・ランダウ イェ・エム・リフシッツ

  初めに力学を読んだのは大学2回生の時で、そのときは一字一句を理解するのに大変苦労しました。しかし、読んでいる内に、今まで読んできた本との格の違いが分かりました。根拠なく記述されている事柄がないため、しっかり読めば「何故?」と思うところがないのです。相対論を勉強し始めの頃、まだ場の古典論を読んでも理解できないと思ってたので、他の物を読もうとしましたが、どれも理解に苦しみました。場の古典論を読んでみると見事に本質を突いた記述で違いを改めてかんじました。私は今3回生で、量子力学を学んでいますが、いまいちぱっとしないのです。そこでランダウシリーズに頼ろうと思い、図書館でちょっと読んでみると、おもしろいのです。しかし、絶版ということを知り大変ショックでした。そのときにはランダウシリーズが私の物理人生に多大な利益を与えることを確信していたために、どうしても手に入れなくてはと思いました。図書館のを盗もうかなとも思ったくらいです。(笑)だから是非、是非復刊してほしいのです。やる気のある若い物理学者の芽を摘まないで下さい。(2003/11/20)