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• 悪霊はひとりぼっち

  【著者】小野不由美

  漫画本「ゴーストハント」を読み、文庫本の「悪霊がいっぱいシリーズ」にも興味を持ち、読んでみたいと思いました。この間、「悪夢のすむ家上下巻」を購入したのですが、前の8冊はどの書店をまわっても、インターネットで調べてみても在庫がありません。「この本と出会うのが遅かったから購入は不可能。」それでは納得できません。どんな年代の人にも自分が興味を抱いた本を読む機会は平等に与えられて行く事を強く望みました。この「悪霊がいっぱいシリーズ」の物語全体は、とても面白く、読んでいながら微笑む場面も多々あります。しかし、怖いところは本当に恐く、まるで自分もその場にいるような緊迫した雰囲気が伝わってきます。このギャップも物語の魅力の一つだと思います。私はこの物語を一人で堪能するばかりではなく、家族や友達など、多くの人に知ってほしいと思いました。(2004/01/04)