冬川 亘さんのページ
プロフィール
野口勇、千葉県四街道市在住。ペンネーム冬川亘。翻訳家作家。日本文芸家協会会員。 新潮新人賞を短編『紅栗』で受賞。1948年熊本県鹿本郡大字来民で生まれる。都立大泉高校卒、東大西洋史修士中退。あの学校の騒ぎのときは、全学集会のはしっこで七人ほどの仲間と『あの素晴らしい愛をもう一度』を悲しく歌っておりました。 その後、生き延びるためにTaoistとなり、SFを訳し、ぼくの訳したJ・バーリイ『残像』、O・S・カード『無伴奏ソナタ』はその筋では結構有名です。でも、パーレビのイランからの追放直後にそれをモチーフに、法律は暴力から生まれ、われらはダルマカーヤと言う名の宇宙船で暗黒の宇宙をさまようしかないという傑作『炎の眼』はなぜか絶版ですね。 いま明かせば、あの『紅栗』(1987年だったかな?)は、高度成長期にアメリカの援助で築いた日本人の財富が、何者かに盗まれるというのが主要なそして唯一のメッセージでした。それが、あの時点での、ぼくの強烈な直観でした。そして、つい最近まで、あの短編のreunionのテーマが意味不明でありました。