黒ひつじさんのページ レビュー 新版 音楽の革命児 ワーグナー 松本零士 どっぷりと深いロマンティックな世界観。 「ワーグナー」について論じる・批評する方法は多種多様にあり、それらを読み比べるのもひとつの楽しみですが、この本はワーグナーに関する書籍のなかでもひときわ異彩を放つ作品です。 松本零士さん独特のあのどっぷりと深いロマンティックな世界観で、ワーグナーが語られるのですから、もうファンには堪りません。読後も強く印象に残るシーンがたくさんあって、たいへん読み応えがあります。 存在は語られるものの入手困難だったこの作品を復刊して貰えたことに感謝しかありません(個人的にはホルストについての作品も興味深く読みました。オマケのレベルではありません)。(2022/03/13) 新版 名曲この一枚 西条卓夫 いろいろな意味で貴重な音楽批評 利益関係やしがらみに左右されることなく、自由闊達にモノが言えた時代の貴重な音楽批評です。西条さんの文章には音楽に対する情熱、純粋さ、喜びが溢れていて、とても惹かれるものがあります。 また、ティボー、エネスコ等々に語られた文章もいまや貴重な存在であり、そうした意味からも復刊する価値に溢れた書籍であると思います。 現代の情報ばかり溢れながらも、なかなか音楽芸術としての実体のない時代に、西条さんのような文章はいろいろと刺激を与えてくれるものでした。後世に語り継ぎたい名著です。(2022/03/09)
レビュー
新版 音楽の革命児 ワーグナー
松本零士
どっぷりと深いロマンティックな世界観。
「ワーグナー」について論じる・批評する方法は多種多様にあり、それらを読み比べるのもひとつの楽しみですが、この本はワーグナーに関する書籍のなかでもひときわ異彩を放つ作品です。
松本零士さん独特のあのどっぷりと深いロマンティックな世界観で、ワーグナーが語られるのですから、もうファンには堪りません。読後も強く印象に残るシーンがたくさんあって、たいへん読み応えがあります。
存在は語られるものの入手困難だったこの作品を復刊して貰えたことに感謝しかありません(個人的にはホルストについての作品も興味深く読みました。オマケのレベルではありません)。(2022/03/13)
新版 名曲この一枚
西条卓夫
いろいろな意味で貴重な音楽批評
利益関係やしがらみに左右されることなく、自由闊達にモノが言えた時代の貴重な音楽批評です。西条さんの文章には音楽に対する情熱、純粋さ、喜びが溢れていて、とても惹かれるものがあります。
また、ティボー、エネスコ等々に語られた文章もいまや貴重な存在であり、そうした意味からも復刊する価値に溢れた書籍であると思います。
現代の情報ばかり溢れながらも、なかなか音楽芸術としての実体のない時代に、西条さんのような文章はいろいろと刺激を与えてくれるものでした。後世に語り継ぎたい名著です。(2022/03/09)