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レビュー

1964年、夏

日本が熱かった頃。全国津々浦々から期待と羨望のまなざしが競技場に、そしてテレビに注がれた1964年の日本の夏。
この本は何にも臆することなく、時代のエネルギーに乗って邁進した熱い日本人の記録と言って良いでしょう。

今は東京など数時間で行ける距離ですが、50年前の地方に住む人にとっては、相当の決心をしなければいけなかった時代であり、この本にも載っている重量挙げの三宅義信選手などは、宮城県の実家の牛を売って旅費を工面したといいます。

この本のカラー、モノクロで捉えられた競技中の選手の姿は美しいですが、その裏で彼らを支えた家族やその他無数の人々の努力をもしっかり汲み取ってくれた執筆者の方々に感謝したいです。

2013/12/28