高橋吾妻さんの公開ページ 復刊投票コメント一覧
復刊リクエスト投票
「大江健三郎小説」はおろか、「大江健三郎全作品」にも入っていないんですね、これは。でも、作品が存在している限りは、僕はぜひ読みたいのです。失敗作かもしれないけれど、僕は大江さんが一度でも発表に踏み切った作品を失敗作だとは思いたくないのです。大江さんが、失敗作を出版したくない、という気持ちを持っていることは知っていますが、作品を愛する読者の気持ちも心にとらえていただけたらなあ、と思います。
2003/10/25
「さようなら、ギャングたち」「ジョン・レノン対火星人」とこの作品を揃えて読むことによって、僕の人生は開けてきたのです。ぜひ、もっとたくさんの人に、このような心の解放を味わっていただきたいのです。登場人物はすべて不幸。まるで僕たちのようです。普通の作家はあまりに「人間の不幸」というものから逃げています。人間社会をきっちり描ける作家を僕たちは必要としているのです。高橋源一郎のこれらの作品は、世界の宝だと思います。
2003/10/25
高橋源一郎の最高傑作というばかりでなく、日本文学の最高峰に位置するといっても過言ではない「ジョン・レノン対火星人」が、入手困難という事態は、きわめて遺憾なことです。作品全体にある、人間が存在し続けることの困難さの提示、は他の文学者には行うことのできないものです。人間はこんなにも苦しい思いをしなければ生きられないのだ、ということがこの作品でわかります。そして、多大な精神の解放をもたらしてくれます。この作品で、日本、いや世界は、救われます。
2003/10/25