レビュー一覧

ワン・ゼロ 愛蔵版 1 <佐藤史生コレクション>

全1件

カラーがうれしい。

スタートは1984年のこの作品。
いまから30年以上も前の発表になる。
たいへんな名作なので、こたびの復刊は非常にうれしい。
カラーページの再現も。

で、久しぶりに読んで、ちょっと呆れた。
前述のように、もう30年以上も前になるというのに、ルンバと同様の機構の掃除機がいるよ!!
ルンバ自体は2002年に商品化されているようだから、著者もご存命だったわけで・・・・さて、どのようにお感じになったであろうか。

なんだか作品の感想じゃないようだが。
優れたSF作品というものは、おしなべて、未来を見通す力を持ったものだと考える。さすれば、本作品は、まさに未来を見事に見据えたものであるだろう。

発表当時は、いろいろな意味で圧倒されたものだが、いまの若い世代はこの作品を読んでどんなことを思うだろうか。

一巻では、まずは設定の妙を味わっていただきたい。
ちなみに、作中は20世紀末。
もはや通り過ぎて久しい時代だ。

2015/12/23