レビュー一覧
スヌーピーのお菓子絵本
全3件
そもそもこの本が最初に出版されたのは1981年、収録されているお菓子の名前を見てもその材料を見ても、普段の日本での生活からは見当もつかず、ピーナッツギャングのイラストと共にアメリカの子供たちの楽しそうで美味しそうな生活に憧れを抱くばかりであったろう。
そしておよそ30年の時を経てこの本の復刊の叶った現在においても実は、状況はさほど変わっていないのである。
記された材料は相変わらず馴染みがなく、分量もアバウトだ(○○ジェリーを一缶、といった塩梅なのである)。似たような材料で代用し見当をつけて作ってみてもやはりそれは別物でしかあるまい。
最近はハロウィンの真似事などもちょろちょろやってみるようになった日本ではあるが、アメリカのごくベーシックな子供たちの生活ですら肌で理解することは出来ないということなのだ。しかしこれは不幸なことだろうか。インターネットで世界中の何もかもが分かってしまうと錯覚しがちな昨今、五感で感じるしかないこと、「美味しそうだなあ、いったいどんな味がするんだろう」と想像し憧れられるということ、そうしたことがまだまだたくさんあるのだと知ることはとても素敵なことではないだろうか。
この小さな子供向けのお菓子の本から私は、そんな未知のことに憧れられるという幸福の貴さを感じる。
2014/09/22
そもそもこの本が最初に出版されたのは1981年、収録されているお菓子の名前を見てもその材料を見ても、普段の日本での生活からは見当もつかず、ピーナッツギャングのイラストと共にアメリカの子供たちの楽しそうで美味しそうな生活に憧れを抱くばかりであったろう。
そしておよそ30年の時を経てこの本の復刊の叶った現在においても実は、状況はさほど変わっていないのである。
記された材料は相変わらず馴染みがなく、分量もアバウトだ(○○ジェリーを一缶、といった塩梅なのである)。似たような材料で代用し見当をつけて作ってみてもやはりそれは別物でしかあるまい。
最近はハロウィンの真似事などもちょろちょろやってみるようになった日本ではあるが、アメリカのごくベーシックな子供たちの生活ですら肌で理解することは出来ないということなのだ。しかしこれは不幸なことだろうか。インターネットで世界中の何もかもが分かってしまうと錯覚しがちな昨今、五感で感じるしかないこと、「美味しそうだなあ、いったいどんな味がするんだろう」と想像し憧れられるということ、そうしたことがまだまだたくさんあるのだと知ることはとても素敵なことではないだろうか。
この小さな子供向けのお菓子の本から私は、そんな未知のことに憧れられるという幸福の貴さを感じる。
2014/09/22