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九龍城探訪 完全版
グレッグ・ジラード イアン・ランボット 著 / 尾原美保 訳
| 著者 | グレッグ・ジラード イアン・ランボット 著 / 尾原美保 訳 |
|---|---|
| 出版社 | イースト・プレス |
| 判型 | B5 |
| 頁数 | 356 頁 |
| ジャンル | エンタメ |
| ISBNコード | 9784781625379 |
なぜ、この失われた都市に人々は魅了されるのか。
伝説となった九龍城砦--その実像と、解体後に変容してゆく記憶をたどる。
大幅加筆を経て甦る、唯一無二の完全版。
取り壊しから三十年以上を経た今なお、九龍城砦は我々の想像力をとらえて離さない。香港という都市のただ中に置かれた「中国領の飛び地」という特異な歴史、そしてその内部に織り重ねられてきた数々の神話と記憶。本書は、それらを単なる伝説として消費するのではなく、写真・図面・資料を手がかりに、この都市の生成と変容、その実像へと静かに迫っていく。
そこに浮かび上がるのは、失われた都市の異形ではなく、近代都市の陰影そのものにほかならない。
ほぼ50年にわたり、九龍城砦という壮大なコミュニティは香港の中心部で不穏な存在感を放った。法律がなく、公共サービス、都市計画、建築基準もろくになかったが、九龍城砦は存在し続けたのみならず、繁栄も遂げた。近代都市の中でどうしてこのような場所が生き延びたのだろうか? 英国、中国、香港の政府に「三重」に放置されたのにもかかわらず、誰がわざわざここに暮らしたのか? その理由は何だろうか?
それらの疑問の内のいくつかは、前作『九龍城探訪 魔窟で暮らす人々』で明らかになった。しかし重要なことを語り尽くせなかった。
本書ではそれに迫り、九龍城砦の物語を現在の視点で更新している。
住人へのインタビューやその写真の多くは旧版と同じであるが、その他にこの20年でほぼはじめて公開される写真、スケッチ、地図、記録、寄稿を含み、本書はまったく新しい一冊となっている。
1945年から1990年までの九龍城砦の劇的な成長についてこれまでになく詳しく迫るだけでなく、暗黒とされた過去の側面や、城砦を伝説たらしめていた背景も明らかにしている。
また、立ち退きがどのように行われたか、二重の管轄権ゆえに香港がこの悪名高い飛び地の扱いにいかに奮闘してきたかも振り返る。
今日の視点で九龍城砦を見つめながら、取り壊しからの25年で世間の見方がどれほど劇的に変化したかについても考察する。
存在時にはほとんどの香港市民から遠ざけられていたものが、今では豊かな文化や建築遺産の一つだと見なされているのだ。
城砦とその伝説が建築や、映画、文学、日本の漫画、ビデオゲーム、アート、デザインと言ったポップカルチャーの世界にどのように息づいているかを見ることができる。
九龍城砦の終焉から25年を経て、最盛期には35,000人を抱え、世界でも類を見ない圧倒的な人口密度だったこのコミュニティの姿が明らかになる--。
伝説となった九龍城砦--その実像と、解体後に変容してゆく記憶をたどる。
大幅加筆を経て甦る、唯一無二の完全版。
取り壊しから三十年以上を経た今なお、九龍城砦は我々の想像力をとらえて離さない。香港という都市のただ中に置かれた「中国領の飛び地」という特異な歴史、そしてその内部に織り重ねられてきた数々の神話と記憶。本書は、それらを単なる伝説として消費するのではなく、写真・図面・資料を手がかりに、この都市の生成と変容、その実像へと静かに迫っていく。
そこに浮かび上がるのは、失われた都市の異形ではなく、近代都市の陰影そのものにほかならない。
ほぼ50年にわたり、九龍城砦という壮大なコミュニティは香港の中心部で不穏な存在感を放った。法律がなく、公共サービス、都市計画、建築基準もろくになかったが、九龍城砦は存在し続けたのみならず、繁栄も遂げた。近代都市の中でどうしてこのような場所が生き延びたのだろうか? 英国、中国、香港の政府に「三重」に放置されたのにもかかわらず、誰がわざわざここに暮らしたのか? その理由は何だろうか?
それらの疑問の内のいくつかは、前作『九龍城探訪 魔窟で暮らす人々』で明らかになった。しかし重要なことを語り尽くせなかった。
本書ではそれに迫り、九龍城砦の物語を現在の視点で更新している。
住人へのインタビューやその写真の多くは旧版と同じであるが、その他にこの20年でほぼはじめて公開される写真、スケッチ、地図、記録、寄稿を含み、本書はまったく新しい一冊となっている。
1945年から1990年までの九龍城砦の劇的な成長についてこれまでになく詳しく迫るだけでなく、暗黒とされた過去の側面や、城砦を伝説たらしめていた背景も明らかにしている。
また、立ち退きがどのように行われたか、二重の管轄権ゆえに香港がこの悪名高い飛び地の扱いにいかに奮闘してきたかも振り返る。
今日の視点で九龍城砦を見つめながら、取り壊しからの25年で世間の見方がどれほど劇的に変化したかについても考察する。
存在時にはほとんどの香港市民から遠ざけられていたものが、今では豊かな文化や建築遺産の一つだと見なされているのだ。
城砦とその伝説が建築や、映画、文学、日本の漫画、ビデオゲーム、アート、デザインと言ったポップカルチャーの世界にどのように息づいているかを見ることができる。
九龍城砦の終焉から25年を経て、最盛期には35,000人を抱え、世界でも類を見ない圧倒的な人口密度だったこのコミュニティの姿が明らかになる--。