ケプラーの憂鬱 孤独な天文学者の半生
ジョン・バンヴィル 著 / 高橋和久 小熊令子 訳
| 著者 | ジョン・バンヴィル 著 / 高橋和久 小熊令子 訳 |
|---|---|
| 出版社 | 工作舎 |
| 判型 | 四六判 |
| 頁数 | 376 頁 |
| ジャンル | 専門書 |
| ISBNコード | 9784875021872 |
宇宙の調和は幾何学に端を発していると直観したケプラーは、天球に数学的図形を見出し宇宙模型を製作した。不遇で孤高の半生を綴るヒストリオグラフィック・メタフィクションの傑作。
I 宇宙の神秘
II 新天文学
III 屈折光学
IV 世界の調和
V 夢
巻末資料[関連肖像画・ケプラーの宇宙模型図・ケプラー年譜]
ジョン・バンヴィル小論 高橋和久
II 新天文学
III 屈折光学
IV 世界の調和
V 夢
巻末資料[関連肖像画・ケプラーの宇宙模型図・ケプラー年譜]
ジョン・バンヴィル小論 高橋和久
ジョン・バンヴィル 著
1945年、アイルランドのウェクスフォードに生まれる。地元の中等学校を卒業後、職業を転々とし、69年から全国紙『アイリッシュ・プレス』の編集補助に携わる。70年にジョイスの『ダブリン市民』を意識した短編集『Long Lankin』で作家としてデビュー。読者を煙にまく仕掛けに溢れたスリラー・タッチの長編小説『Nightspawn』(71)や、実在しない妹を探してサーカス団に身を投じる男を描いた一種の反歴史小説『Birchwood』 (73、邦訳『バーチウッド 』早川書房/07年)を発表。『Doctor Copernics』(76、邦訳『コペルニクス博士』白水社/92年)以降は一転して、「知性の代ゲームを遂行するために世間や人間としての幸福を放擲した高貴な冷たい英雄」としての自然科学者たちを主人公に設定。本書『kepler』(81)、『The Newton Letter』(82)、『Mefisto』(86)など、史実をふまえながらも、科学的真理が幻想やフィクションから生まれることを描きだして伝統的な伝記小説を脱構築している。これら「科学物」四部作によってバンヴィルの声価は一段と高まり、特に本書はガーディアン小説賞を受章。
『The Book of Evidenca』(89)はブッカー賞の最終候補にも残る。『The Sea』(邦訳『海に帰る日』新潮社/07年)にて、2005年ブッカー賞受賞。
1945年、アイルランドのウェクスフォードに生まれる。地元の中等学校を卒業後、職業を転々とし、69年から全国紙『アイリッシュ・プレス』の編集補助に携わる。70年にジョイスの『ダブリン市民』を意識した短編集『Long Lankin』で作家としてデビュー。読者を煙にまく仕掛けに溢れたスリラー・タッチの長編小説『Nightspawn』(71)や、実在しない妹を探してサーカス団に身を投じる男を描いた一種の反歴史小説『Birchwood』 (73、邦訳『バーチウッド 』早川書房/07年)を発表。『Doctor Copernics』(76、邦訳『コペルニクス博士』白水社/92年)以降は一転して、「知性の代ゲームを遂行するために世間や人間としての幸福を放擲した高貴な冷たい英雄」としての自然科学者たちを主人公に設定。本書『kepler』(81)、『The Newton Letter』(82)、『Mefisto』(86)など、史実をふまえながらも、科学的真理が幻想やフィクションから生まれることを描きだして伝統的な伝記小説を脱構築している。これら「科学物」四部作によってバンヴィルの声価は一段と高まり、特に本書はガーディアン小説賞を受章。
『The Book of Evidenca』(89)はブッカー賞の最終候補にも残る。『The Sea』(邦訳『海に帰る日』新潮社/07年)にて、2005年ブッカー賞受賞。