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韓国古典艶笑説話集『紀伊斎常談』 現代日本語訳・解説・注解・影印
染谷智幸 松本真輔 山田恭子
| 著者 | 染谷智幸 松本真輔 山田恭子 |
|---|---|
| 出版社 | 文学通信 |
| 判型 | A5 |
| 頁数 | 296 頁 |
| ジャンル | 専門書 |
| ISBNコード | 9784867661185 |
日本で発見された、知られざる朝鮮の好色説話集。
屈託のない伸びやかな〈性〉の世界から、果たして何がわかるか。
朝鮮時代末期に漢文によって書かれた編著者未詳の艶笑説話集、『紀伊斎常談(キイチェサンダム)』。明るい性の世界をふんだんに描くとともに、他の韓国古典ではなかなか取り上げられない、朝鮮時代の、常民や賤人、と当時呼ばれた農民・商工民・被差別民の風俗・生活・文化をリアルに浮かび上がらせる。
2008年、日本の福岡で発見され、2010年7月に韓国・ソウル大学校・奎章閣に発見者により寄贈されたこの本の魅力を、本文はもちろんのこと、現代日本語訳、語釈、解説、校異、訓読、で紹介する。またコラムでは、朝鮮の古典を読む基礎知識として、朝鮮時代の身分、家族とその意識、科挙、寡婦をめぐる問題、日本笑話との比較、商人、仏教と女性など、多方面から本書の理解を助けるようにした。
屈託のない伸びやかな〈性〉の世界から、果たして何がわかるか。
朝鮮時代末期に漢文によって書かれた編著者未詳の艶笑説話集、『紀伊斎常談(キイチェサンダム)』。明るい性の世界をふんだんに描くとともに、他の韓国古典ではなかなか取り上げられない、朝鮮時代の、常民や賤人、と当時呼ばれた農民・商工民・被差別民の風俗・生活・文化をリアルに浮かび上がらせる。
2008年、日本の福岡で発見され、2010年7月に韓国・ソウル大学校・奎章閣に発見者により寄贈されたこの本の魅力を、本文はもちろんのこと、現代日本語訳、語釈、解説、校異、訓読、で紹介する。またコラムでは、朝鮮の古典を読む基礎知識として、朝鮮時代の身分、家族とその意識、科挙、寡婦をめぐる問題、日本笑話との比較、商人、仏教と女性など、多方面から本書の理解を助けるようにした。
はじめに
凡例
朝鮮八道図と本作の舞台
『紀伊斎常談』現代日本語訳・解説・注解
1 安東ソンビのこじつけ性愛術(花山居士伝)
コラム1 朝鮮時代の身分(染谷智幸)
2 性交は戦争である(力将軍伝)
3 朝鮮時代のエロ詩吟(郭朴伝)
4 寡婦、独身男の計略にはまる(両剣相婚)
5 赤っ恥をかいたソンビ、蛙をたたく(爾売芝麻)
6 愚かなソンビ、祭器におまるを使う(夜壺為祭器)
7 水綿が良いか、陽物が良いか(辣椒行媒)
コラム2 韓国の家族とその意識(山田恭子)
8 夫と見間違えて柿商と寝る(柿商非夫)
9 牛肉を使って寡婦を騙す(割臂図婚)
10 天下の文章家、実は世事に疎い怠け者(咬陽物之刑)
コラム3 朝鮮時代の科挙について(山田恭子)
11 ソンビ、僧侶の陽物を切り裂き大金持ちになる(劈僧陽物)
12 慌て者の兄、弟の妻の下着を履く(誤穿弟嫂服)
13 巨大な岩をも動かす男根(陽物退巖)
コラム4 まっぱだかの若様(染谷智幸)
14 メスのロバ、僧侶の子を生む(牝驢産僧)
15 瓦にも体位にも「男女のけじめ」がある(易瓦示喩)
16 陰毛も髭も凍りつく極寒世界(陰門接口)
17 結婚にとって第一義は性愛(陰嚢無入処)
コラム5 朝鮮時代の寡婦(1)--寡婦をめぐる倫理と制度(山田恭子)
コラム6 朝鮮時代の寡婦(2)--寡婦の苦悩と恨(染谷智幸)
18 夫婦、寝室で相まみえず(環屋隅)
19 食欲旺盛な父、娘の嫁ぎ先で赤っ恥をかく(柏粥懸[𦥯+吿])
20 蟹、陰門と唇を挟む(蟹挟両人)
コラム7 日本笑話との比較(染谷智幸)
21 ソンビ、義弟に復讐される(習事付足)
22 娘の父、革職人の妻を犯して復讐す(附耳接型)
コラム8 艶笑説話と商人(染谷智幸)
23 潘南朴氏と務安朴氏のとんでもルーツ(潘南務安)
24 李退渓と南溟曺の性愛意識(宝之刺之)
25 喪中の性欲と食欲(口劣陽物)
26 小心なソンビ、後ろの孔と小科にとどまる(後孔小科)
27 牛を代えたら妻も代わってしまった(易牛換妻)
28 女陰が抜け落ちると、どうなるか(多産脱陰)
29 洪鳳漢の豪放磊落なリクルート(筮仕卜妾)
コラム9 朝鮮時代の仏教と女性(松本真輔)
30 ソンビの男色流荒療治([田+女]奸治瘧)
31 性愛談義、苛政を止める(避倅結網巾)
コラム10 朝鮮時代は実は豊かだった?(染谷智幸)
総説「『紀伊斎常談』と韓国の艶笑説話--新資料出現の経緯」(染谷智幸)
エッセイ「日本の読者の皆さまへ」(鄭炳説)
『紀伊斎常談』影印
関連・参考資料
あとがき
凡例
朝鮮八道図と本作の舞台
『紀伊斎常談』現代日本語訳・解説・注解
1 安東ソンビのこじつけ性愛術(花山居士伝)
コラム1 朝鮮時代の身分(染谷智幸)
2 性交は戦争である(力将軍伝)
3 朝鮮時代のエロ詩吟(郭朴伝)
4 寡婦、独身男の計略にはまる(両剣相婚)
5 赤っ恥をかいたソンビ、蛙をたたく(爾売芝麻)
6 愚かなソンビ、祭器におまるを使う(夜壺為祭器)
7 水綿が良いか、陽物が良いか(辣椒行媒)
コラム2 韓国の家族とその意識(山田恭子)
8 夫と見間違えて柿商と寝る(柿商非夫)
9 牛肉を使って寡婦を騙す(割臂図婚)
10 天下の文章家、実は世事に疎い怠け者(咬陽物之刑)
コラム3 朝鮮時代の科挙について(山田恭子)
11 ソンビ、僧侶の陽物を切り裂き大金持ちになる(劈僧陽物)
12 慌て者の兄、弟の妻の下着を履く(誤穿弟嫂服)
13 巨大な岩をも動かす男根(陽物退巖)
コラム4 まっぱだかの若様(染谷智幸)
14 メスのロバ、僧侶の子を生む(牝驢産僧)
15 瓦にも体位にも「男女のけじめ」がある(易瓦示喩)
16 陰毛も髭も凍りつく極寒世界(陰門接口)
17 結婚にとって第一義は性愛(陰嚢無入処)
コラム5 朝鮮時代の寡婦(1)--寡婦をめぐる倫理と制度(山田恭子)
コラム6 朝鮮時代の寡婦(2)--寡婦の苦悩と恨(染谷智幸)
18 夫婦、寝室で相まみえず(環屋隅)
19 食欲旺盛な父、娘の嫁ぎ先で赤っ恥をかく(柏粥懸[𦥯+吿])
20 蟹、陰門と唇を挟む(蟹挟両人)
コラム7 日本笑話との比較(染谷智幸)
21 ソンビ、義弟に復讐される(習事付足)
22 娘の父、革職人の妻を犯して復讐す(附耳接型)
コラム8 艶笑説話と商人(染谷智幸)
23 潘南朴氏と務安朴氏のとんでもルーツ(潘南務安)
24 李退渓と南溟曺の性愛意識(宝之刺之)
25 喪中の性欲と食欲(口劣陽物)
26 小心なソンビ、後ろの孔と小科にとどまる(後孔小科)
27 牛を代えたら妻も代わってしまった(易牛換妻)
28 女陰が抜け落ちると、どうなるか(多産脱陰)
29 洪鳳漢の豪放磊落なリクルート(筮仕卜妾)
コラム9 朝鮮時代の仏教と女性(松本真輔)
30 ソンビの男色流荒療治([田+女]奸治瘧)
31 性愛談義、苛政を止める(避倅結網巾)
コラム10 朝鮮時代は実は豊かだった?(染谷智幸)
総説「『紀伊斎常談』と韓国の艶笑説話--新資料出現の経緯」(染谷智幸)
エッセイ「日本の読者の皆さまへ」(鄭炳説)
『紀伊斎常談』影印
関連・参考資料
あとがき