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危険な言語 エスペラント弾圧と迫害の歴史

ウルリッヒ・リンス 著 / 石川尚志 佐々木照央 相川拓也 吉田奈緒子 臼井裕之 訳

危険な言語 エスペラント弾圧と迫害の歴史

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著者 ウルリッヒ・リンス 著 / 石川尚志 佐々木照央 相川拓也 吉田奈緒子 臼井裕之 訳
出版社 国書刊行会
判型 A5
頁数 496 頁
ジャンル 専門書
ISBNコード 9784336077905

商品内容

1887年に帝政ロシアのユダヤ人ザメンホフが、母語の異なる人どうしの相互理解を願って考案した国際語エスペラント。国家や民族の枠を超えた草の根のコミュニケーションを可能にする中立的言語とその普及活動は、ロシアや欧州各国の言語事情と民主主義の成熟度に応じて受容されていく一方で、疑念と反発を招き、とりわけヒトラーとスターリンの独裁下で苛烈な弾圧にさらされる。
エスペラント運動がたどった苦難と再生の道のりと、この言語の理念に魅せられた話者たちの運命を克明に描いた、エスペラント史の最重要文献。図版多数収録。

▼目次
はじめに
◆1 新しい言語に向けられた疑念

--1-1 ザメンホフとエスペラントの誕生
--1-2 帝政ロシアの検閲下で味わった産みの苦しみ
--1-3 西欧への進出
--1-4 エスペラントの思想的側面
--1-5 第一次世界大戦以前に直面した障害
--1-6 国際連盟におけるエスペラント
--1-7 労働者と「中立主義者」
--1-8 一九二〇年代の迫害
◆2 「ユダヤ人と共産主義者の言語」
--2-1 ヴァイマル共和国におけるエスペラント
--2-2 新たな敵の台頭
--2-3 「均制化」
--2-4 エスペランティストのナチ党員たち
--2-5 禁止への道
--2-6 エスペラントは単なる言語か
--2-7 ナチ・ドイツのモデルにならって
--2-8 中立主義エスペラント運動を健全化した教訓
◆3 「プチブルとコスモポリタンの言語」
--3-1 ソ連におけるエスペラントの繁栄
 --3-1-1 革命後の期待
 --3-1-2 SATとSEU--多元主義と統一戦線
 --3-1-3 エスペラントによる国際教育の取り組み
 --3-1-4 階級闘争の激化とエスペラントの「悪用」
--3-2 分裂と終焉
 --3-2-1 無民族主義
 --3-2-2 SATの分裂
 --3-2-3 スターリン体制確立期におけるエスペラント
 --3-2-4 ソ連のエスペランティストの沈黙
--3-3 社会主義と国際語
 --3-3-1 革命前の国際主義という問題
 --3-3-2 レーニンと民族問題
 --3-3-3 マルクス主義言語科学をめざして
 --3-3-4 エスペラント化に反対するスクリプニク
 --3-3-5 ロシア語論争
 --3-3-6 無益な空論
--3-4 ソ連でエスペラントが死滅した理由
 --3-4-1 一九三七~三八年に何が起きたか
 --3-4-2 大粛清下のエスペランティスト
 --3-4-3 ソビエト愛国主義の出現
 --3-4-4 国際文通の成功と限界
 --3-4-5 文通の終焉
--3-5 第二次世界大戦の後に
 --3-5-1 東欧における大いなる沈黙
 --3-5-2 スターリンのマル批判
 --3-5-3 時代の要請
 --3-5-4 運動の再生
 --3-5-5 東欧--問題を抱えつつも前進
 --3-5-6 ソ連--希望と疑いの間で
むすび
訳者あとがき
参考文献
関連年表
略語一覧

事項索引
人名索引

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