偏愛のセブン語りがほとばしる！
作品考、音楽分析をはじめ、メディア、時代、所縁の地、ファンの日常など--
30のチャプター＆コラムで構成。

『ウルトラセブンが「音楽」を教えてくれた』で話題をさらった著者が、セブンのマニアやもっと知りたい多くのファンに贈る「全編セブン語り」の一冊！

第1章：多角的な視点・テーマによる17のコラム
第2章：セブン14作について「作品＋音楽」を分析
特別対談：作曲家・堀優香と第8話、第39、40話を語る

追悼・冬木透（1935-2024）

▼目次
はじめに
第1章 今日もウルトラセブンのことを考えていた
『ウルトラセブン』作品考
--1 子どもにとっての恐怖と『ウルトラセブン』の先進性
--2 ウルトラセブンの弱点--寒さ、ロボット
--3 何度も盗まれたウルトラアイと美人の話
--4 キリヤマはダンがウルトラセブンだと知っていたのか問題
--5 ピットちゃんのこと
昭和が見える『ウルトラセブン』
--6 『ウルトラセブン』と昭和の流行歌
--7 『ウルトラセブン』と昭和の大相撲・プロ野球・プロレス
--8 『ウルトラセブン』と昭和の映画・ドラマ、そして一九世紀のオペラ
--9 『ウルトラセブン』に観る昭和あれこれ
『ウルトラセブン』推しの日常
--10 インターネットとSNSで変わった鑑賞スタイル
--11 なぜ映像を保有していてもテレビ放送を観る？
--12 ウルトラ「マン」セブンという誤解
--13 ウルトラセブン・マニアあるある
--14 『ウルトラセブン』を代表する宇宙人・怪獣・ロボットは？
--15 編集者目線による『ウルトラセブン』のタイトル表記
ウルトラセブンの聖地
--16 小田急線沿いのロケ地探訪（聖地巡礼）
--17 ウルトラの街、祖師ヶ谷大蔵・砧のウルトラセブ
第2章 『ウルトラセブン』の作品と音楽
--1 第2話「緑の恐怖」
--2 第3話「湖のひみつ」
--3 第4話「マックス号応答せよ」
--4 第10話「怪しい隣人」
--5 第11話「魔の山へ飛べ」
--6 第13話「V3から来た男」
--7 第14・15話「ウルトラ警備隊西へ 前編・後編」
--8 第18話「空間X脱出」
--9 第22話「人間牧場」
--10 第26話「超兵器R1号」
--11 第37話「盗まれたウルトラ・アイ」
--12 第38話「勇気ある戦い」
--13 第47話「あなたはだぁれ？」
特別企画◎作曲家・堀優香が聴く『ウルトラセブン』の音楽
--堀優香×青山通 対談
あとがき

▼著者プロフィール
青山通（あおやま とおる）
著述家、本名の青野泰史にて編集者。
1960年東京都世田谷区出身。1984年早稲田大学卒業。
音楽之友社にて『週刊FM』、書籍、ムックなどの編集、ベネッセ、オリコン執行役員等を経てフリーランス。
著書に『ウルトラセブンが「音楽」を教えてくれた』（アルテスパブリッシング／新潮社）、『ウルトラセブン・スコア・リーディング 冬木透の自筆楽譜で読み解くウルトラセブン最終回』（アルテスパブリッシング）、冬木透との共著に『ウルトラ音楽術』（集英社インターナショナル）、桜井浩子との共著に『『ウルトラQ』『ウルトラマン』全67作撮影秘話 ヒロインの記憶』（アルテスパブリッシング）がある。
クラシック音楽から欅坂46ほか坂道シリーズまでの音楽領域に関心を持つ。