ファウスト

粂川麻里生 訳

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著者 粂川麻里生 訳
出版社 作品社
判型 A5・上製
頁数 528 頁
ジャンル エンタメ
ISBNコード 9784861829352
商品内容
翻訳史上、初の試み。声に出して読む『ファウスト』!

悲劇『ファウスト』第1部・第2部は、ヨーロッパ文化史・思想史・学問史上の巨人ゲーテが20代のはじめから82歳で死去する直前までずっと取り組んでいた文字通りのライフワーク。この戯曲には、文学、自然学、政治など、多くの領域で生涯にわたって生産的でありつづけたゲーテの生涯と、彼においてひとつの像を結ぶヨーロッパの思想と文化が結晶化している。

ゲーテは『ファウスト』を内容の点だけではなく、形式の上でも、古代以来のヨーロッパ文芸の歴史を総括するような作品として構想した。戯曲『ファウスト』は、ほぼ全てのセリフが詩であって、韻律を持った言葉として書かれている。とりわけ第2部は、古代ギリシャ悲劇の形式に則って作られている部分が多く、決まった音楽や譜面こそないが、歌舞音曲や群像によって初めて意味が明らかになる場面などが多々ある。

《ゲーテは生涯を通じて演劇人であった。『ファウスト』の中の言葉は、舞台上で俳優によって発せられて、「劇」的な効果とともに受け止められてこそ、その本当の意味と働きが感得されるものだ。翻訳では「上演」ということに強くこだわった訳文を作成した。近い将来、いずれかの劇団によってこれが上演されることを願いたい。それはなかなか難しくとも、読者にはぜひ、ところどころだけでも声に出して読んでいただきたい。「意味」だけでなく、「リズム」や「間」や「テンポ」が伝えてくるものを感じ取っていただけるだろう。》(訳者「解説」より)

▼著者プロフィール
粂川麻里生(くめかわ まりお)
1962年栃木県生まれ。慶応義塾大学文学部大学院文学研究科(独文学専攻)後期博士課退学。専門は、近現代ドイツ文学・思想、文化史、スポーツ史。『ワールドボクシング』記者、上智大学専任講師を経て、慶應義塾大学文学部教授。慶應義塾大学アート・センター副所長、ゲーテ自然科学の集い代表。公益財団防塵ドイツ語学文学振興会理事。著書に『バル』『サッカーのエスノグラフィーへ』(共著)、翻訳にトーマス・ブルスィヒ『ピッチサイドの男』『サッカー審判員 フェルティヒ氏の嘆き』ほか。

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