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大正女官、宮中語り

山口幸洋 著 / 河西秀哉 監修

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著者 山口幸洋 著 / 河西秀哉 監修
出版社 創元社
判型 四六判
頁数 176 頁
ジャンル 専門書
ISBNコード 9784422201672

商品内容

「聞いてくれればどんなことでも話しますよ」

伝説の絶版本『椿の局の記』が、歴史学者・河西秀哉による脚注・解説付きで待望の復刊。大正天皇・貞明皇后の最側近として仕えた高等女官・坂東登女子の回想録。

女官の過酷な仕事、恋愛、生理事情、「お茶目さん」だった大正天皇の一日やその素顔とは。

お金の使い方がわからず三越へのお使いで戸惑ったこと、
大正天皇・皇后と雪だるまを作ったこと、宮内大臣に水をかけていたずらをしたことなど。
髪をかちこちにして、袴を蹴って歩いた日々の思い出を、言語学者の山口幸洋がまとめる。

「おテーフル(テーブル)」や「ならしゃる」など独特な御所言葉集とそのアクセントも考察。

▼目次
第一章 宮中出仕へ
--近所に住む元大正女官
 --女官訪問
--明治天皇に見込まれて
第二章 女官になる
--椿局の名乗り
--女官達の日常写真
--明治さま(明治天皇)のこと
--女官のことば使い
 --当時の女官との交流
--周辺の人々
 --明治さま以来の女官達
 --同期の人達
 --侍従達
 --関谷事件
 --恋愛事件
 --山県事件
--宮中からの外出
 --三越への買い物
 --汚がり
 --サービスカー
 --宮様のお買物
 --転地療養
--お清(きよ)ちょうず(手洗)のこと
--お毒見役として
第三章 明治天皇・大正天皇との日々
--天皇の御食事
--孝明天皇毒殺説
--おつむさん
--大正天皇はお茶目さん
--昭憲皇太后さま
--皇太子の頃
--下され物
--御寝所
--皇后さまとの日々
--貞明皇后の夢
--大正天皇の御一日
--神嘗祭・新嘗祭
--侍立、供奉
--女官の生活
 --髪と衣装
 --労働時間
 --おやつ
 --女官の趣味
 --御所の人形
 --お人形
 --絵手紙
 --いたずらの思い出
 --家来達と
--退官後
--関東大震災
--ご転地
--御異例さん(御病気)
--葉山へ--
--御崩御から諒闇まで
第四章 宮中を退がって
--和歌の回想
--御所ことば覚書
 --アクセント
 --音韻
 --語法
 --語彙
--大正天皇さまのこと
著者後記
解説・河西秀哉

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