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帝国主義国の軍隊と性 売春規制と軍用性的施設

林博史

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著者 林博史
出版社 吉川弘文館
判型 四六判
頁数 480 頁
ジャンル 専門書
ISBNコード 9784642039123

商品内容

19世紀から20世紀にかけて西欧の帝国主義国家は植民地拡大を進める中、兵士の管理や性病予防のために軍用性的施設を設置していった。
英国の事例を中心にフランス・ドイツ・米国などの国家による売春管理政策を比較・分析。軍隊と性についての歴史と問題点を世界史的視座で捉えなおし、日本軍「慰安婦」制度の歴史的な位置づけと特徴に迫る意欲作。

▼目次
はじめに
売春をめぐる考え方
--売春対策の考え方
--用語の説明
英国の売春規制と軍隊
--ヴィクトリア時代の英国社会と英軍
--英国の国家売春規制 -伝染病法
女性たちの廃止運動
--ジョセフィン・バトラーと女性たちの廃止運動
--廃止主義者たち
--伝染病法の廃止
英国のインド植民地支配と英軍の性病対策
--インド支配と軍隊
--インド軍の性病対策
インドでの売春規制廃止運動
--インドへの関心
--英政府・インド軍の対応
--英インド軍用売春宿の実態
--規制廃止へ
--規制支持者の反撃
欧米諸国、インド、英植民地
--世紀転換期の変化
--欧米諸国の対応の分岐
--インド省・政庁と廃止運動、民族運動
--各地の英植民地
--第一次世界大戦の経験
第一次世界大戦後の展開
--両大戦間期
--第二次世界大戦
--フランス軍野戦軍用売春宿と韓国の基地村
終章 今日まで続く課題

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