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昭和陸軍と政治 「統帥権」というジレンマ

髙杉洋平

1,980円(税込)

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著者 髙杉洋平
出版社 吉川弘文館
判型 四六判
頁数 282 頁
ジャンル 専門書
ISBNコード 9784642059138

商品内容

政府の軍部「統制」を失敗させ、暴走を招く要因になったとされる統帥権独立制。だが実際は、政治からの軍事の独立確保とともに、軍部の政治介入禁止という複雑な二面性があった。
建軍以来の陸軍はこれらをどう認識し、いかに振る舞ってきたのか。宇垣一成・武藤章・東条英機らの動向から、制度や規範意識のなかで揺れ動く昭和陸軍の苦悩に迫る。

▼目次
歴史とイメージ―プロローグ
明治陸軍と政治
--明治建軍
--専門職官僚秩序の形成
宇垣軍政
--宇垣一成陸相の登場
--宇垣軍縮
--統帥権干犯問題
--宇垣軍政の破綻
陸軍派閥抗争
--皇道派と統制派
--永田軍政
--宇垣内閣流産
--石原構想の挫折
--石原莞爾の追放
近衛文麿と陸軍
--第一次近衛文麿内閣
--有末精三と武藤章
--陸軍内閣構想と近衛擁立運動
--近衛新体制
--武藤構想の敗北
東条軍政
--東条英機内閣の成立
--東条内閣の施策
--統帥権独立の桎梏
統帥権独立と政治介入-エピローグ

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